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2014/12/07 17:31
京都型の加速を総括
レトロロックの凡走で京都型の加速の姿がだいぶハッキリしてきた。
昨年来京都の馬場はとんでもない高速化を遂げていて、先行勢がちょっとその気になるとすぐにレコードという状態だった。
特に2歳馬は一生懸命走ってしまうから、OPハンマーヘッドの上位の時計はほとんど今年の2歳という好時計ラッシュ。
でも昇級したり、他場で走ったり、クラシックを意識したり、ということになると、必然<行かない競馬>を克服することが求められる。
京都型の加速には3角の坂の存在がなんといっても大きい。
レトロロックを評して<やたら切れる>とか<追えばすぐに反応する>といった書き込みが結構見受けられたが、これは全くの誤解で、そうではないから坂の力を借りるわけだが、力が拮抗してくればマクリは難しい。マクッてゴール手前で脚を無くせば、何やってんの?ということになってしまう。
したがってこうした走りは外回りでは決まりにくい。だから京都1800で速い上がりを繰り出した2歳馬は基本的に信頼できる(これまでは)、ローズキングダム・キズナ・エピファネイア等々。
ただし今年の京都の馬場レベルはこれまでのそうした信頼性の根拠をぐら付かせかねないくらいに速くなってしまっている。
答えは今度の日曜日に出る。ロカが凡走するようであれば、レガッタの記録も眉に唾して見なければならない。来週は総括のとき。
加速スタイルの適不適でレースを予想すると、特に2歳馬については相当高い信頼度が得られるんじゃないかとウスウス感じています。
今のところ瞬発力型と持続型だけですが、どっちにも当てはまらないような決まり方があるように思います。たとえばローブティサージュのような。数値化してグラフっぽく考えるとイメージも作りやすいと思いますが、取り敢えずハンマーヘッド上の500万以上の2歳戦の決まり方をすべて洗い直してみようと思っています。結果は公開します、乞うご期待。