さよならだけが人生だ

って、何で読んだんだっけな。

確か、山岸外史の「人間 太宰治」。
著者が「サヨナラだけが人生だ」とだけ書いた手紙だかハガキを太宰に送り、以後絶縁していたというエピソードだったと思う。
その後、この言葉は太宰の師である井伏鱒二が訳した漢詩の結句だと知って、おお…と思ったっけ。
友人との別れに際して、悲しむ相手に杯を勧める詩のようで

「この杯をうけてくれ
どうぞなみなみ注がせておくれ
花に嵐のたとえもあるさ
　さよならだけが人生だ」
　
と…人生には別れはつきもの（さあ、だからクヨクヨせずに飲み干したまえよ）というような意味らしい。
今年もたくさんの永の別れがあった。
身近なところは我が家の猫。ワンコ散歩のお仲間たちも３頭逝ってしまった。それからお友達の愛馬（可愛いメロちゃん!）。大好きな馬の母（偉大なりポイントフラッグ!）。

そして多かったのがミュージシャンの訃報。
D・ボウイ…キース・エマーソン…プリンス…モーリス・ホワイト…グレン・フライ…グレッグ・レイク…レオン・ラッセル…ナタリー・コール…富田勲。
昨日、ジョージ・マイケルもその列に加わってしまった。
天国のセッションは超豪華メンバー。聴きに行きたくなりそうだがチケットはまだ入手不可。いずれ必ず行けるから焦る必要はない。

あと５日で今年も終わる。
悲しい知らせはもう届きませんように。