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2020/03/22 10:03
ばんえい記念に思う。
先日の3月21日、帯広競馬場で年に1度。最大のレースばんえい記念が施行された。レース展開は面白かったが、最後の差し切りにオレノココロ、センゴクエースと他の馬たちの重量経験の差をみた。
でも、いいレースだった。来年はホクショウマサルは勝てると思っている。勿論、順調ならば。
全馬お疲れ様でした。
無観客が憎いレースの代表でもあった。
来年はあの歓声湧くばんえい記念が戻ってきて欲しいです。
さて、そもそもの話にはなるけれども。
ばんえい競馬の馬とJRAの馬は根本が違います。
JRAは軽種馬で、ばんえい競馬は重種馬だからです。
なので、セリの段階から違う。JRAはセレクトセール等が代表ではあるが、基本的には「競馬場で走らせる」事を最終目的にしております。しかしながらばんえい競馬の重種馬はセリの段階で「競馬場で走らせる」というのと「肉食として」「農耕馬として」といった用途があります。
セリの相手が肉屋さんだったりします。
昔、ばんえい競馬の経営が危なくて賞金が凄く安かった時は
馬格ナンバーワンだった馬が肉屋さんに競り負けるという事態が頻発しました。大変哀しい時期であります。
人々が飛ばすヤジに「お前なんか馬肉になってしまえ!」なんてのがありますが、ばんえい競馬では絶対、絶対禁句です。
あと、昨日のレースも含めて「JRAは何でばんえい競馬の馬券を販売しないのか?」といった意見がありますが、そもそもの話の流れが違うからです。
元々JRAが地方競馬の重賞を販売するようになったのは
地方競馬の救済策として、地方競馬場でJRAの馬券を販売する替わりにPATを開放しました。JRAで直轄したのが「WINS」(川崎とか浦和とかね)、地方競馬の販売システム(トータリゼーター)で販売したのが「J?PLACE」ですな。だからWINSとJ?PLACEでは相互交換が出来ないという訳。そしてその時の販売条件が「地方競馬における基幹重賞の日の販売」になっていました。
だからPATも毎日やっている訳ではなく、水曜日とかが多いのは南関東の重賞が大体水曜日だから。
あとは、オープンレースをやっている日は販売する事が多いです。金曜日は基本的に販売しません。これはトラブルがあったりするとJRAの販売に影響を及ぼすから。
ご存じの佐賀競馬があの重賞乱発を行った理由はこれにあります。重賞がない日だと土日でも当時は販売してくれなかったから。重賞乱発は土曜日に多かったです。
その後、あまりにも目に余る、という事でJRAは
IPAT販売日は基本的に他の地方競馬場の販売もする、となりました。
但し、JRAは最初から「重種馬」については競馬としての扱いをしておりません。
大げさな話をすると「今JRAはドッグレースの販売をするか?」位な感じです。
改めて競馬の文化というのはいろいろあって、特に私がばんえい競馬に興味を持ったのは「全く違う概念」の競馬の世界が好きだったからである。北海道の開拓文化からそのままやってきたのがばんえい競馬なんです。
だから、これからも続いて欲しいし応援もしていきたい。
そんなかんじです。
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あかささん
そうですね。
実際にJRAがばんえい競馬を販売する意義が全くないですから。
セリでもお肉屋さんが参加するものを競馬と呼べるのか?
難しい問題でもあります。 -
広瀬北斗さん
そうすると、根が深いですね。
技術の問題ならば時間が、しかも現実的なレベルでの時間で済むと思っていましたが、理念や思想となると… -
あかささん
広瀬さん。それに近いと思います。
直近の改正で言うと、海外競馬の発売について
法改正がありまして、その際も軽種馬とその他畜産振興という表現を
答弁でもやってますね。
だからばんえいの発売も何らかの法改正が必要だと思う。
実際には、今のままでも問題はないので
敢えてやる必要性がないのでしょう。 -
あかささん
皆さまコメントありがとうございまーす。遅くなりました(>人<;)
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広瀬北斗さん
JRA販売時のシステムはJ-PLACEなのですか?そうするとばんえい競馬はJ-PLACE上に乗っていますから、販売していない理由は「競馬の概念の違い」のみなのでしょうか?
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まつりさんがいいね!と言っています。
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うさキングさんがファイト!と言っています。
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うさキングさん
ばんえい競馬にファイト!
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うさキングさんがいいね!と言っています。
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うさキングさん
あかささんこんばんは。ばんえい競馬はレースの的中、不適中に関係なく楽しめます。昨日のレースは無観客でやるのはもったいない(≧ω≦)
いつかは現地観戦!