誰もいないギャンブル場

昨日は久しぶりに出勤の日。
但し、用事だけ終えたら帰宅を推奨される。
なので、早めに帰ってきた。

その道中にこの施設がある。川崎競輪場である（笑）
無観客開催を行っている競輪であるが、昨日から川崎ではナイターが開催されている。
当然入る事は出来ない。あと、近くのビルから観戦する事は難しくはないけど
結局は粒のような選手を見るだけ（笑）なので、意味がない。
川崎競馬場のようなものではない。
この競輪場はミッドナイト競輪というそもそも客を入れないレースを開催している関係もあるんだろうか？
場内の音楽も全く聞こえず。周りの道路を走る車の音だけが聞こえる。
でも・・・・・。締め切りのブザーは鳴るんや！（笑）思わず笑ってしまった。

でも、真剣な話をすると。
公営ギャンブルの中で無観客開催の影響を最も受けてしまっているのが競輪である。
ミッドナイト競輪は逆に売り上げが上がり続けているけど。
昼間の開催は売り上げが半分以上減少している事態なんです。
理由は判る。はっきり言って昼間の開催は殆どが老人、高齢者なんです。
但し、ガールズケイリンの日、競輪場だけは怪しげなカメラを持つ人間が多くなるけど（笑）
この昼間の開催に大きいレース（グレードレース）を開催する事が多いので、売り上げが減った時のダメージが尋常ではない。
以前のネットケイバのニュースで園田競馬の話が出た時
「香ばしいオッサンはネットを使えない」という話をした事がありましたが
競輪場のお客さんは正にそれ。だって、マークシートすらマトモに塗れない人たちだぜ。ネット投票なんて敷居が高すぎる。更に更に。この層の中には「大人の事情」によって、ネット銀行の口座を持てない方々も多いというのに。気軽に投票なんて出来ないんですよ・・・・・。

といろんな思いを抱えながら帰宅しました。
日本発祥のスポーツはいくつかありますが、現在オリンピック競技になっている中で日本語読みをするのは
「ＪＵＤＯ（柔道）」「ＫＡＲＡＴＥ（空手）」そして「ＫＥＩＲＩＮ（競輪）」だけなんです。それだけ国際的にもある競技が衰退しているのは何だか寂しいですね・・・・。