サプレザの15

2016年12月19日 社台Ｆ この中間も引き続き周回コースと直線コースを併用しながら乗り込みを行っていたのですが、先週くらいから左後脚の種子骨付近に腫れと熱感の症状が出てきました。軽度の捻挫と考えられ、騎乗調教を中止してケアを施しながら経過を観察していたのですが、回復の兆しがうかがえませんでした。そこでエコー検査を行ったところ、患部は繋靭帯炎を発症していることが判明しました。
症状は軽度とはいえず、社台ファームの獣医師からは騎乗調教再開までにはかなりの時間を要する見込みであるとの診断が下されました。デビューが大幅に遅れてしまうことは避けられない見通しですし、それ以前に競走馬としてデビューできるかどうかも不透明な状況になってしまいました。そのため、牧場サイドとも今後の対応について慎重に協議を重ねた結果、来年１月からファンド運用を開始して競走馬として育成していくことはリスクが高いと判断し、ここで本馬の競走馬ファンドとしての継続を断念することにいたしました。
オルフェーヴルの初年度産駒の良血馬ということや、募集時から好馬体を誇っていた本馬のアクシデントは、会員の皆様にとりましてはまことに残念なことと存じます。本馬の置かれた厳しい状況を鑑み、なにとぞご理解、ご了承賜りますようお願い申しあげます。なお、本馬の競走馬出資金につきましては、全額返金とさせていただきます。手続き等の詳細につきましては、あらためて書面にてご案内いたします。

なかなか順風満帆とは行かないものですね…（涙）

ただこの時期にスパッとファンド中止を決めて出資金を全額返金するクラブの姿勢は評価できます。これからも長くお付き合いしたいと思いました。

サプレザの15、一瞬だけど夢見ました。ありがとう！