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2013/10/24 04:24
コージ!コージ!コージ!
20日アメリカ野球の大リーグ・ボストンレッドソックス所属の上原投手が日本人選手初のリーグ優勝シリーズ(日本でいえば、21日マー君が投げて楽天が勝ったパ・リーグCSファイナルステージの様なもの)でMVPに輝いた。
去年も確か良かったと思うけど、今年はさらに凄いな上原投手。シーズンの防御率が今年1.09(9回投げて1点しか取られない数字)とは、それも大リーグで。
他の大リーグの抑え投手(最後の最後に投げる人)が160キロ近いボールをバシバシ投げる中、同じく抑え投手の上原投手は球速が143キロぐらいしか出ないのに打たせないから凄い。コントロールが抜群に良いのと、相手バッターがタイミングのとりづらい投げ方をするから打たれないらしい。143キロでも三振をバンバンとるのは不思議であり爽快。
この試合で同じ日本人として感動的だったのは上原投手が一球、一球投げる間にコージコール(上原投手のしたの名、浩治から)がホームチームボストンレッドソックスファンから起きた事。アメリカの野球ファンから完全に受け入れられてる事の証明で、同じ日本国民として嬉しい。
今年の上原投手の活躍は全ての日本人アスリートの中でもトップクラスだろうな、野球では他にシーズン無敗の楽天・田中将大(マー君)投手、そしてシーズン最多本塁打新記録のヤクルト・バレンティン外野手もそれに並ぶ活躍。にしても今年の野球界は歴史に残る活躍をした選手が3人も出現するとても印象的な1年になった。
この3人に不思議と共通するのは今年の初めから決して順風満帆ではない点。上原投手は以前いたチームを退団後なかなか次の所属先が決まらず、通常所属先が決まるタイミングよりかなり遅れてレッドソックスに入団。マー君はシーズン開幕前に開催されたベースボール世界一決定大会・WBCに出場するも、投げては打たれる様な状況。バレンティンはというとオランダ代表として出場したWBCで本塁打ゼロ(確かゼロだったはず)の成績。ずば抜けた成績を挙げるシーズンというのは、最初悪くてもそこから色々な試行錯誤を繰り返して生まれるものなのかもしれない。最初からピークを迎えると調子が崩れた時に取り戻しが効かないんだろうな。
ともかく上原投手はワールドシリーズ、マー君は日本シリーズが控えている。二人ともこれまで通り、大崩れする事なく活躍するだろうし大活躍して欲しい。