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2014/08/15 13:27

ノーパスポートでハワイ

ドリフ大爆笑 コント「バカ兄弟」〜新婚のたのしみの巻き〜

話の設定は仲本工事演じる「弟」が友達から届いた結婚報告の絵葉書を
いかりや長介演じる「兄」に読み聞かせるという設定。

このコントのなかでこんなやり取りがある。(要点のみ抜粋)

絵葉書「新婚旅行で今ハワイに来ています」

弟「凄いな〜こいつ、ハワイまで新婚旅行にいっちゃうんだな」

兄「バカ野郎、人をバカにすんじゃないよぅお前ぇ」

弟「何でだよ、ハワイ行ったんだよ」

兄「な〜にを言ってんだよ、そんなのお前昔から行ってるよ〜」

弟「ハワイへ?」

兄「も〜50年ぐらいかれこれ前から行ってますよそれはもう」

弟「50年前から?ホントに?」

兄「ああ行ってますよ。俺んちのはす向かい八百屋のおじさんなんか行ってんだよ」

弟「ハワイへ?」

兄「そうだよ。もう50年前ぐらいだな....昭和16年ぐらいに行ってる。」

弟「昭和16年に、あのおじさん?」

兄「うん....もちろん飛行機で行ってんだよ」

弟「へぇ〜」

兄「パスポート持たずに行っちゃったんだから」

弟「パスポートなしで?凄いな〜」

兄「そのかわりね、やっぱりほらいろいろまぁ忙しいわな。だから日帰りだったんだよ」

弟「ハワイで日帰り!?」

兄「だからさ、時間がないからあちこち見て歩けないだろ?」

弟「そりゃそうだ」

兄「だから結局ね、真珠湾だけ見てすぐ帰ってきたらしいんだ」

弟「すぐ帰ってきたの?」

兄「そうだよ。昭和16年12月8日の朝方だよ、向こう着いたのは」

弟「そうなんだ〜」

兄「今頃ハワイで驚いちゃいけないよぅ」

弟「そっか」

END

今の時代、今のお笑いの人には、いろんな方面に気を使わなくてはならないから
戦争を題材にしたコントは作れないだろうな。それが様々な世代の人が観るテレビだと特に。

終戦の日、いかりや長介さんは13歳、仲本工事さんは4歳だった。
もし2人(2人を含むコント制作スタッフ)がもっと早くに生まれ、
より近いところで戦争を経験していたら、より辛い記憶が刻まれていただろうから
それを思い起こさせてしまう戦争を題材にしたコントは作らなかったと思う。

ある意味上記のやり取りは、
少年時代に終戦の直前直後を経験した人ならではのやり取りなのかもしれない。




....今日の東京は予想最高気温が33℃(もっと暑い?)
ここ数日とは違い、暑い。
69年前の今日、終戦記念日の東京の最高気温は32.3℃。
さほど暑さは変わらないけど当時の国民は終戦とともに
暑さをどんなふうに感じていたんだろう....

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