パーシーズ『バースト』再点火（11/8未勝利戦．．あ、馬はパーシーズベストね）

「今でも強いんだか弱いんだかわかんない？いや、強いんですよ！強いんですよ、どうやらねっ。でもねぇ．．．．。」↑掲示板だの、専門誌だの見てるとね。これがデビュー後のこの子の客観的な評価なような気がするんすよね。当てこすってるわけでもないが、どうしてもこれを言わないとパーシーズベストのデビュー前の立ち位置がはっきりしないからやっぱり何度となく言ってしまうけど、お兄さんトーセンゲイルは中央での最高着順はダートで7着（４戦）。その後、笠松で２戦して未だ勝てず．．。その全妹にはデビュー前から能力的にかなりの？がつくべきしてついてたし、いくら体つきが良くても調教がなかなかでもその疑問符は簡単に払拭されなかった．．そりゃあ走ってみるまではねぇ。
　して、10/11の新馬戦。運がいいのかなんなのか相手関係にも妙に恵まれての絶好のデビューの舞台。ガッツリ１倍台の１番人気に推されての結果は、出だしからまったく脚がつかずおっつけておっつけてヤル気０の最後方の展開、もう道中で完全に「似た者兄妹」（この言葉からまた更に連想されてなぜかオイラの頭の中にはジャイ○ン＆ジャ○子のイメージがポワァンと．．）のネオンがチカチカ。フッと気が遠くなりかけた直線（大げさなっ）、諦めずに必死に追いまくってくれてた松山Ｊの気合がようやくパシ子の湿った燃料に火をつけた！ギュゥゥゥウウンとゴールまで加速しながらの２着。．．上り１番、いわゆる負けて強しの内容で、兄の暗い影は間違いなく晴れたと．．ただし、ねぇ。それでも「強いんですよ、どうやらねっ。でもねぇ．．．．。」なわけですよ。そもそもまずは勝たなあかんわけやし、あの異様なまでのズブさはやばいと．．。裏を返せば高スペックを証明したのは末脚だけだと．．。そんなパシ子の２戦目！名門石坂厩舎の一度叩いてからの本番。こりゃ負けられませんっ。

て、おいっ！！なんじゃこのメンバーはっ！？（慄）未勝利とは言え前走ほんのわずかな勝負のあやで勝ちそこなったような骨っぽい連中がゴロゴロ。キレキレ、ダイワメジャー産駒２頭、矢作の刺客タイセイサミット（前２着）＆噂のドラゴンシュバリエ（前２着）、３戦連続２着のゼンノタヂカラオにウォッカ産駒最高の呼び声が高いタニノアーバンシー（前、２着３着）、１０頭立てはいいけどこんな密度濃い番組になぜあえて．．と、ざわつくまわりをよそに出走確定。ルメール騎手に乗り替わりで鞍上は間違いなく強化だが、相手も超強化で結局何やら初勝利への暗雲立ち込めてきた３番人気（レース後ゼンノタヂカラオ騎乗の武兄貴が「今日は５００万クラスより強いメンバー」とコメントしたとか）。てか、ほんとに暗雲立ち込めて雨まで降り出した。こっちはキレを武器にするのを実証済みのディープっ子．．重馬馬、道悪はやばいっしょー！（泣）デビューから調整して「今度は流れに乗れる」と厩舎側のＯＫサイン＋ベスト騎手．．やたら強面の相手に荒れ馬場．．いい悪い状況ごっちゃごっちゃの11/8京都4R芝1800．．行くしかないっ！出走！

オープンっ！！トテッとパシ子出たっ！五分ともとても言えんゲートだけど、デビューよりマシ！いや、でもここからついて行ければ問題なし．．．あーーー．．あれよあれよと言う間に後退後退．．．馬群から離れる離れる．．やっぱダメじゃんっ！結局新馬戦の焼き直し？．．いや、今度は後ろに1頭いるぞっ．．てさらに遅れた奴がいるだけじゃん．．またまた出ましたのズブズブっぷりの道中、この面子、この馬場じゃあもうどうしようもない．．ルメール様も匙ならぬ、ムチも投げるわ．．けないやろっ！！四角外目に持ち出すと、前で差し切り態勢に入ってるゼンノタヂカラオを目指して鞍上が追い始める。ハナを行くタニノアーバンシーとタイセイサミットの叩き合いははるか彼方．．出たっ！！パシ子のエンジン点火っ！これをこれから「パーシーズバースト」と名付けようっ！（勝手に．．ﾎﾞｿ．．多分はやらんけど．．ﾋｿ。て、ほっとけっ！）後方からうなりをあげて（主観です）加速加速！タイセイサミットに2馬身届かずもゼンノタヂカラオも追い落としての2着っ！

いや「強いんですよ、どうやらねっ。でもねぇ．．．．。」は続く、と。
うんっ、わかったっ！じゃあこの必殺技（パーシーズバースト＝やたら長持ち末脚）を武器に第二のヒシアマゾンとして頑張ろうぜっ！←だからその前にとにかく1つ勝ってってば！