競輪
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2016/03/14 19:39
熱くして打たれ鋼となれ！（3/12ピッツバーグ）
使える時に使うのが矢作流．．．そして底が見えたらあっさり放置して馬がなんだか行方知れずになるのも矢作っぽいところ。こだわりを持ちながらも全方位でメリットの拾える場面にはとことんドライに考えて、理由があればスパッと逡巡なく切り捨てる合理性を持つ開成調教師。皆様の様子を見るにも好き嫌いがはっきりくっきり分かれる先生だけど、僕は前者の方（なんか後出しジャンケンみたいな文句ばっかり垂れてますが、ほんとに好きなんですよ）。で、当然ながらＰＯの時も必ずこの赤白厩舎がガッツリ指名馬にいる次第．．．だって勝ちにガッツく姿勢がカッコいいんだもの。今年は、この子ピッツバーグと師が見込んできたハーフ娘（リトルブック産駒）マダムクレアシオンの２頭。クレ子の方は（小堺一機か？）夏競馬３戦目で勝ち上がり、先生のお眼鏡にかなったと一瞬喜んだが、その後、条件砂に替えるとこまで3戦辛抱してもらったが見所のない着順連発でついに果てしない放牧へと．．．（泣）。女の子だしなー。このままヒッソリ舞台を去ってお母さんへの道を．．と思ってたら4月中旬に出走の予定がっ！？．．．て、結局最終的に何言ってんだかわかんないグダグダになりそうですが（え？いつだってそう？．．．ハイ．．←言い返せない）。
とにかくピッツバーグですよっ！（前半自分でグダグダにしといて逆ギレっ）モーリス半弟で、いいもん持ってるねぇ．．て師に言われながらもなにしろ勝ち切れない。まあねぇ．．．よく考えたら兄さんだって4歳からＧ1クラスに成長曲線急上昇だったけど．．それでも年度代表の兄は新馬と自己条件特別を2歳で勝ってるからね。弟は能力はあるって思ってもらいながら、いまいち気性が前向きでない。なんやかんや掲示板に載りながら（5戦中4回、内2着2回）、出も道中も終いもジリジリの脚しか使えず、抜け切れないこの感じ．．．馬のジリ脚より先生のジリジリ焦れっぷりの方がもはや伝わってくる気がする。どう見ても未勝利抜ける力はあるけど、気持ちが乗り切らず運もない（展開が向かない）焦燥グルグル。
そんなわけでと、前走、ヴェロンＪにおっつけまくられ、再び２着まで押し上げて希望を見せた．．．んじゃねぇ！勝つタイミングだったんだよ、おーい！のピッツくん。この前の新馬からのワンクールは肩上りに２着まで行った後にガクッと着外に落ちて、カクッとみなさんもまとめて落胆させたからね。ドリフかっ！てか期待の裏返しで使い過ぎだったんだよねぇ。新クール（4戦-5戦）も5-2着と来たけど、同じ轍は踏まず先生は短期休養させて、仕切り直しの6戦目。鞍上はルックスも騎乗もスマートダンディ秋山真一郎．．．時々スマート過ぎてペラッと薄いけどね．．ﾎﾞｿ（←批判ではなくイケメンにはとりあえずやっかむ）。
中京と見せかけて矢作流空蝉の術でドロンと阪神に初登場のピッツバーグ！（他登録しといて分が悪いとパッと他の隙間に飛び移るのがニッチャー矢作の得意技）名の通りここで叩かれて鋼と化すか？（アメリカの都市ピッツバーグはスティラーズがあるのでお分かりの通り、元鉄鋼の町らしい）3/12阪神4R芝1400 16頭立て2番人気．．6枠11番。前回に引き続き今日も勝つ順番来てると見た、行ってこいっ！
ゲートオープン！揃って出たっ！こう見てるとクッキリ出遅れってのは今までないような気がすっからスタートのセンスはあるんだよね。今回もナイスゲート．．なんだけども．．ここから脚がつかないのよ、この子。ほとんどの乗ってくれたジョッキーがやってた通り、秋山Jもガシガシ押して何とかついて行かせようとするが．．ジリッと下がって後方馬群の中の9,10番手。そこで折り合う、まあいつものパターンだねぇ。毎度のことに加え、どこまでもズブい彼の特性からも早め追い出しが勝利の絶対条件．．当然3コーナーあたりでまくっていく鞍上．．10番手から直線向くころに8番手．．え？抜いたのそんだけ？外からとは言いここでもギアが変わらんか．．とにかく残り300メートル手前からムチっ！なんだけどなー．．叩き合いでその位置じゃまだ足りないのよ、けっこう足りないのよ。ジリッジリッと伸びてはいるが、勝負は1つ先の馬群で決定済みの4着ぅ！くぅ．．．ガクン．．（←お決まりのオチ）
騎手談「ジリジリで伸びず。もう少しマイル位距離があった方がいい。」
．．．わかってるのよぉ！！この爽やかスカシ野郎！！．．ハッ？！すみません失言でしたっ、秋山さん。テンできっちりしっかり乗ってくれたよね、うんうん。パターンから行くと次だよね．．叩いての次が勘所．．。ピッツバーグ！熱いうちに叩かれ今度こそ硬く鋭い刃となれっ！
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