そしてまた名前の話をしよう（7/23　ペイドメルヴェイユ・エイプリルミスト）

なんか予期もせず華やかに舞台へ飛び出してくれた子がいるからそうしよう、うん。

ローエングリン。陽に燃える栗毛の馬体で颯爽とレースの先頭を行く姿はまさに高貴たる騎士の立ち振る舞いを髣髴とさせた一頭。Ｇ１無冠ながら国内外で48戦、短距離から長距離までステージを選ばずに走り続けたその競争生涯は確かに庶民オペラながらも誇り高さを持つ主人公そのもの。僕も含めて何となく産駒にやたらファンが多いのはその独特の雰囲気にもあるのではないかと．．え？そんなん無い？あ、そう．．（←自ら台無しに）やっぱ、父の名を知らしめたロゴタイプのおかげかね？さすがに終わったと思ってたらマイルの鬼モーリス相手に大復活してまた1つかっさらったし（2016安田記念を8番人気で前々とばしてゴリッと押し切勝ち）ねぇ．．って親を大きく超えた孝行息子の話はいいわっ！孝行娘（候補）の話をしようじゃないかっ。

ペイドメルヴェイユ．．フランス語で不思議の国．．だそうですわ。母（ミスティックリバー）の色そのままながら父の面影を感じさせるいい名前がついたねぇ．．と後から思いはしましたが、はて？俺なんでこの子を下位ながら指名した？（選択リストをチェック）．．あー、社台（吉田馬）に藤沢厩舎と早仕上見込と来てコメント「すごい根性」．．こりゃ獲るわ。でも同じ感じの絶賛コメントで結果的に未勝利ままで失敗した2年前のロートリンゲンの同じ轍を踏むとは思わなかった？思うわけないじゃんっ！それが夢見がちにさせるこの父の魅力そのものですわっ！（ウソです。まったく成長してないだけです）

そんなロート娘が数字平凡なボンヤリしたお稽古（調教）ながらもとにかく仕上がってチャレンジは7/23　福島５Ｒ牝馬限定　芝1800．．．逆に限定だけに骨っぽい有力乙女が集中。しかも後でちょっとだけ触れますが、ＰＯＧ裏の我がエース、ディープ娘エイプリルミストと被ったぁ！（泣）こっちは戸崎Ｊの大内１枠１番で当然ながらの１番人気だもん。それに対してこの外不利なコースで8枠14番．．鞍上、藤沢専属杉原騎手とくればねぇ．．連下印が並んだだけ、５番人気になっただけでも御の字かぁ。とか何とか言ってたら！
皮肉にも内と外に分かれた我が指名娘たち、スタート出たことは出たが揃って二の脚がつかずに内外に分かれたままで後方待機．．こりゃ、内の期待馬エイプリルミストは持ち出し方＋素質で何とかなるか？だろうけど、ペイ子の今回は終わったな．．と見切りをつけて直線向いても閉じ込められて出てこられない戸崎Ｊばっかり見ながらジリついてたら．．うわっ！視界の外、つうか大外からなんか来たっ！てかあれうちの子じゃねぇか！？すっ飛んできてスローペースの前残りに食いついた瞬間がゴール！差した？差し切った？ハナ差制した！！大外一気決めたっ！やったぁ！ＰＯＧ２勝目．．しかも新馬で５番人気！馬券もついたぁ！ありがとー！！

ジョッキー談「強い調教をやってなかったがそれでも勝ててよかった。操縦性の良さがこの馬の長所」．．ふむふむ。そして僕は知っている。この子を選んだキーワードは「すごい根性」．．なのだよ、ムフフ。（←対して期待してなかったくせに虫がいいこと）。ちょっとこの後の伸びしろ的にはどうか？みたいに言われてるのも見たけど、体併せた時にこの隠れ長所が炸裂するかもよぉ？あれ？なんか強いじゃねぇか．．みたいな．．ムフ。

でと。次の出走ん時にちゃんと話したいけど、期待に応えられなかったエイプリルミストの方．．。仕上がってるっつっても小柄なだけだし、始めっからお稽古も少なめ、師の話も馬自体をまだしっかり把握してなかったような感を受けてたんですけど、その割になんか某掲示板とか結果に厳しいなぁ。非力のところ内の荒れ馬場に閉じ込められたら伸びてこようもないだろうしなぁ。だからって板で主張できない小心もんなのでここでブツブツ。放牧になるみたいですが、全然、やっぱうちの輝ける裏エースのまま次回に期待。待ってるよっ！