向い風を捲り切れ！(12/28Nｼﾝﾌｫﾆｰ･ｽｳﾞｧﾙﾅ)

さてと．．．ほんの10日前は今年最後の競馬にエッジのきいたタイトルつけたつもりでいきり立ってたけど、書かぬままダラーッと晦日に突入し、とっとと年明けを迎え．．今日になってしまって、結果的によかったかもね．．。あの年の瀬のテンションを思い出しつつ、今さら書くのも非常にきびちーですが、書いてアップしてからの今日の衝撃を迎えたら、最後のどこかに残った俺の心の非常用ヒューズまで吹っ飛びそうだもの．．いったい何をぬかしてるかって？まあ、そー慌てなさんなって。

つう事で、まずは必死に魂の残り火を奮い起こして去年の話を．．．。

12/28　有馬記念の後に平日、もう1日競馬があると言う変てこな今年．．なぜなら、2歳G1が(ﾑﾘｸﾘ)今年から増えたから。馬にはきつい真冬の1日なれど．．そこに出走を決めた面子にとったら恵みのファイナルチャンスでさぁ！と言うわけで、このグレード昇格の新G1ホープフルSに出走を決めた、今や我が女エース、ナスノシンフォニー＆そのおこぼれをもらって未勝利脱出を狙うスヴァルナの話。

まずはムズムズ善戦マン、スヴァルナの未勝利戦。早デビュー5戦目、夏2戦して勝ち上がれずに放牧、11月戻ってきて続戦2着2着．．の3度目の正直。阪神3R芝1800．．すでに騎手は4人クルクル乗り替わり、唯一馬券にならずに9着惨敗した川田ユーガのリベンジ鞍上と相成った。ジワリと伸びる脚はあるもののいまいち粘り気の足んない直線を漢の気合で今度こそ押し切ってくれるか？さて18頭立て2番人気の結果は．．．後から追って届かずハイ3着〜。越年決定(泣)．．春までに次はあるのか？3歳戦線になってもまだまだ素質馬、高馬デビュー目白押しの池江厩舎。行ったきりも大いにあり得る超不安の放牧へ旅立ちましたとさ。軽く鞍上談「力は出してるし、よく頑張ってる。」なんか5戦目の子にかける言葉じゃないよなぁ．．ハァ。

そして来たぜ！ホープフルＳ！男馬に囲まれて17頭中10番人気となったうちのお転婆ハーツ娘でございますが「牝馬」「ナスノ」「隼人(吉田弟)」と並ぶ地味なキーワード＋運悪いことに大外17番。でもこの失意の人気に隠されたまさに番組名そのまんまの希望に満ち溢れた力を知る人ぞ知っている．．優秀な時計とここ目標のジックリ仕上げ＆前戦で垣間見せた男馬に負けない根性と切れ味。厩舎一の期待馬、そして今や僕のほぼ唯一と言っていいクラシックにつながる可能性のある期待馬．．いざ発進！！
ゲートが開くと同時に派手に飛び出したぁ！外の誰もいないとこへ．．グワぁッ！！(瞬殺←俺)どこから見てもわかるくらいのヨレ．．つうよりもはや逸走。皆さんこの瞬間に言ってましたが、僕も当然思いましたわ「ハイ、スタート1秒で終了〜♪」。ところがどっこい、そこからグイーとコースに戻ってチマチマ馬群の一番後ろにくっつくと、どうにか落ち着く。ところが今度は3,4コーナーで進路がなくなりギクシャクギクシャク．．うひゃあ！！(息絶え絶え←俺)何とか捌いて、直線外目から用意ドンもあっちこっちにフラフラ．．．ああああ！！(青色吐息←俺)、でもでもぉ！！！伸びたのよ、そこからこの子！外目を最後にグイグイと上り3番目のタイムでフィニッシュ．．なんとあのグチャグチャの競馬で掲示板5着に食い込んだ！今年最後の最後、ほんとに鳥肌が立ちました．．負けてもこれがあるから、己の指名馬のみにフォーカスを合わせ続けるＰＯＧなるものはほんと楽しい。

ジョッキー談「スタートすぐに外に逃げ、内に入れてもハミを取ってくれなかったが、終いはしっかり脚を使った。課題もあるが上積みもいっぱいある。」いいコメントだぁねぇ。
まともに走るかが課題には違いないけど、能力は、牝馬クラシックにきっと足りる．．さあ、クラシックの権利取りまで．．．どうか無事に．．．無事に．．．無事に．．．。

年が明けて本日１月５日ナスノシンフォニー、左前肢屈腱炎のニュース。

そしてこれがＰＯＧなるもののもう一つの面。
過去にアカカやポルトフォイユ．．．もう心のどっかがポキッと折れた気がする瞬間がまた来たなぁ。あれなんよね。指名馬が健闘して次につながる競馬した後ほど、こういう悲しい場面になるのが、理に適ってるんだけど、上げて落とされるから何ともやるせないよね。
さてさて今年の目はこれでほぼ完全に消えた気がするが．．まずは気持ちを立て直さなきゃね。てかさー。こんな心持ちをリアルに感じる場面がいつだってあり得る馬主さんやテキって、ほんと尊敬する。