弾けろ！重き連弾となれ！【後編】（7/1Mﾌﾞﾗｯｸ・Rｸﾗｲ）

３歳１月までジックり鍛えられて尚「本格化はまだまだ先」と言われながらのデビュー。今は亡き後藤Jを背に中段から伸びて押し切り勝利。そこからトントンと素質と気持ちだけで重賞勝ちまで３連勝といきなりハねた演歌界の大御所の孝行息子。高速ダービー時のみ、ペースを追いかけ惨敗の憂き目にあうも、そこからはいよいよ本領発揮でどんな大舞台でも馬券を外すことがなかったあの祭り馬。2015〜2017年はそう言うタイミングだったってのは今年のＰＯＧに臨むにあたり、ド素人な俺なりに考えたこと．．．2016年とはキタサンブラックが黒光りするにも程があったって年．．つまりはこの父産駒の豊作年に間違いなし！
つう事でブラックタイド産駒の指名は今年のメインテーマでした。でね．．そんな北島祭り馬回りを何となく調べてて、これも知ってたのよ。．．キタサンブラックのデビュー戦。抜け出した彼を猛然と追い込んできて2着になった弟産駒の存在。その名をミッキージョイ。まだ現役ですわね。
こりゃ指名順位をもう1段階上げて俺が獲りに行くのは必然だった野田みづきさん家の子ミッキーブラックは、俺のエース格、言うなれば角行の位置づけになった。
将棋の駒、角が成ると竜馬と呼ぶそうですな．．もちろんなってもらおうじゃない。

さあミッキーブラックのデビュー戦。1回ウッドチップの攻めで2勝の3歳血統馬相手にキレキレの動きを見せて喜んだが、その前後の坂路ではどっかなんかノッサリ。助手さんは「福島ですか？まあ勝って来ますわ。」とやたら強気だがはたして。
とにかく行くぜローカル。7/1福島5Ｒ芝1800．．15頭立てで1番人気はシルク所属のハーツ産駒ロジャーズクライ。直前の時計も良かったし柔らかさ満点の能力馬。まあ仕方ないか．．(←とか言いながらなんかニヤついている)と思いつつ3.4倍の2番人気4.3倍であんま差もないのでこちらも見込まれてるのは間違いない。さあミッキーブラック5枠8番で発走。決めて来い！最悪でも魅せて来い！

スタート！ミッキーブラック、五分では出たものの次の脚がつかずにヤネ弘平が必死におっつけて、どうにか中段後ろで折り合わせる。猛然と出て行き、外から被せて行ったのは人気を譲ったロジャーズクライ。そのままハナを叩くと思ったら、内の行きっぷりのいいこちらも人気馬、同じハーツ産駒の戸崎シティーオブスターを見ながら控えて2番手で進んでいく。
逃げ馬にロジャーズクライが突っかけながら隊列は次第に縦長へ。馬に囲まれながら内に舵を切りつつ9番手の道中を行くミッキーブラック。
3コーナー手前で、前を行く2頭に外からジリジリと寄って行くもう1頭。こりゃ息をつくところがない新馬に優しくないレース。３角にかかるとスルスルとミッキーブラックも上がって行き、先行馬達を捉えられる位置へ。さすが松山Ｊ。なんやかんや折り合わせて持ってきた。後は馬の力次第！
４角回りながらほぼ並んだ逃げ馬と体を併せ、ムチがとんだロジャーズクライ。鞍上、北村Ｊ（ヒロシさんの方ね）は早め抜け出し押し切りをはかる模様。チラリと後ろ見たからね．．手応えもよく余裕もあったんでしょう。激に応えてグングンと伸びていくロジャーズクライ。
こりゃあ、逃げ馬を目標が成功、競り落としての前残りで決着．．かと思った刹那．．来たぁ！！もう一頭、直線上がってきた武藤アトミックフォースと競りながら外を駆け上がる白地に赤散星の勝負服。ミッキーブラック見参！鋭い末脚を初披露しながら一気に差し切って３/４馬身つけての新馬勝ちなりぃ！！いや、評判は良くとも何だかポヤポヤしてた期待馬が、本番ではキッチリ力を見せて勝つって非常に爽快ですわ！(さっきまでヒェェとかヒョェェとかあちこちから空気を漏らしてたくせに．．)．．２着には一緒に差してきた武藤アトミックフォース。そのクビ差まで粘ったものの宏司ロジャーズクライは３着まで。追い出しのタイミングによってはもう少し際どかったか．．勝ちもあったかも。

と、やたらロジャーズクライにもこだわってますが、実は．．へへへ。この子も俺の指名馬なのですわぁ。うちの銀将、早仕上りハーツの期待馬なのですよ。グフゥ(グフウじゃねぇよ。姑息な見せ方したつもりでもタイトル見てくれてる人にゃバレバレだよ。)
１着松山Ｊ談「行き脚つかず正直流れには乗れなかったが、馬が強く、追い出すといい脚を使った。調教より実戦タイプで距離の融通も利くと思う。」ひょー、いいねぇ。
３着北村Ｊ談「挙動に癖があるので気をつけて乗った。早くに目標がいなくなったが最後まで頑張った。」．．この子は９月まで成長待ちになりそう。そこで改めてしっかり紹介します。

やったぁ！７月初めの段階で我が軍団３勝目！快挙ってかこりゃ奇跡か？