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2019/03/14 13:37
砂地に根づけ、そして咲け(3/9カイザースクルーン)
こう言っちゃあてめぇ何様ぁ?で申し訳ないないのですが、ウィーバー方式の最後の方で指名して、期間内健康で、回数をそれなりに走ってくれて、その頑張ってる姿をただただ見てオイラの気持ちをホワッとさせてくれれば、最後まで未勝利ウロウロ組でもOKみたいな子が毎年いるんです(←こんなこと言ってるからPOG勝てない)。てか目一杯期待して選んだ上位指名がメイチに仕上がって走る様子を、ギスギス順位を気にしつつ血走った眼で凝視しとるより、こういう子を生あったかい目で「また掲示板にも乗れなかったよぉ」とか何とか唇とんがらかしたりなんかしてぼやきぼやき、湿っぽくジトーッと眺めてる時の方が実は人とは幸せなのではないか?...なんつって哲学っぽく考えたりもするのです。まさに今年のそんな子、うちのお花シリーズ、ヒラソール..。ん?そう思えば、地味なマツリダゴッホ産駒のこの子の名前って哲学(フィロソフィー)っぽく聞こえてくるのはこれ偶然?(偶然です)..とか、小粒に咲く我がヒマワリの話は先週散々したばっかやろ!もーいーわ!と、フリがうっとおしいいつもの感じで始めましたが...。
もう1頭のうちのお花シリーズ、カイザースクルーンが今週の主役。つうかこの子の場合、今週どころか俺の今シーズンの主役でなきゃいけないはずのほんまもんの上位指名なのです。「皇帝の王冠」との直訳が妙に仰々しいイメージを感じさせとりますが、実のところお母さんのアイスフォーリス同様、チューリップの品種名がその意であるれっきとした(←?)お花の名を持つルーラーシップ産駒の芦毛馬。その堂々とした体躯で大跳びに駆ける様はあっさりデビューで勝ち上り次のオープンで3着と、期待膨らむ競走馬生活をスタートさせたまではよかったが、その後は自己条件でどうにか掲示板、背伸びした重賞で2桁着順...とお花だけにこりゃ尻つぼみ、アハハ。相沢厩舎の横綱に指名された身としても(そこの呼び名は純和風なのね)ここいらでなんとか2つ目の白星を挙げたいところ。
そんな陣営の焦りが生んだか、それとも前向きに適性を見出したのか..今回のチャレンジはなんとダート。カイザースクルーン砂上で舞うか?今週の出走は彼1頭のみ。いつもいつも手前勝手ですみませんが、そんな都合もございますのででここは是非結果を出していただきたい。
3/9中山7Rダート1800の500万下。主戦石川Jの都合がつかなかったかそれとも条件同様ヤネも替えてのリフレッシュ効果を狙ったものか、無精して調べなかったのでよくわかりませんが、とにかく今回の鞍上はいぶし銀の津村J。あまりご縁がないのか指名馬に乗ってもらった記憶がほとんどありませんが(←絶対憶えてないだけ)、いろんな競馬まわりの話を読んでる限り、やたら他のジョッキー達に上手い騎手と認められている印象がある人なので、もちろん異存は全くございやせん。出走10頭の3番人気と初めての砂にしては見込まれているか..相沢師は仕上げも適性も自信のあるコメント出してるし、どうか根付いて大きな花を咲かせて欲しい。5枠5番、お願いします!
スタート。つうか、なんかゲート内でポヤーッとした顔で呆けてるみたいに見えてドキッとしましたが、いざ開いたら意外にいい反応で出てきた、よかったぁ..呆けたみたいな顔はもともとなのね..(失礼なっ)。と、一安心してたら..んー..しっかり五分で出たまではよかったが脚はしっかり掻いてるものの何だか進んで行かず、次第にズルリズルリとした感じに遅れ始めると、最初のコーナーあたりを回る頃には最後方から2,3番手まで後退。いやー、特にキレる子でもないからなぁ、ちょっとこの位置だと..と、雲行き怪しくなってきた向う正面。暗雲モクモクの注意報は、鞍上の腕が動いて早くもムチが入ったところで豪雨警報へと..ひぇぇ。ムチ、またムチで三角前に無理やり極まりないまくりを敢行、最終角を回しながらどうにか4番手までこぎつけての直線。そこからグーンと伸びた先行2頭に完全に置いて行かれながらも、ひたすら踏ん張ろうとするが..なんかねぇ。ほんと綺麗でダイナミックな跳びなんだけど全然前に出てけれず、思いっきり差がついた4着でフィニッシュ。うーん。こりゃ、どう見たって適正ないダートでむしろ頑張ったのでは?
津川J談「ゲートは普通に出たが、向う正面の行きっぷりから見るとダート向きじゃない。最後もダラダラ脚を使っただけ。」やっぱりね。いやよく頑張らせてくれました。
しっかりポイントは拾ってくれたし、特性ハッキリしたし、ムダ使いじゃなかったと思いたいよね。さあ次を頑張ろう!砂地にうちのチューリップは咲かず..でした。