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2019/05/08 17:04
そのグリーンマイルを行け 前編(5/5Aマーズ・Tセイト・Mブラック)
ハンクス主演の映画も良かったけど、ホラー界の御大キングの大ファンであるオイラにとったら、やっぱ原作の方だわね。まあ内容は映画も小説もほぼ変わらんけど。さて芝マイルから思いを馳せたら、冤罪で死刑が確定した黒人の起こす奇跡の物語をつい浮かんだりしたわけですが..その勝ち負けは奇跡なんぞ何のかかわりもない1600mのリアルが織りなす馬とそれに携わる人々の光と影..NHKマイルカップの話を始めましょう。
ここから先、オスメスともに続くクラシックの第2弾についちゃ、俺の指名馬達は出番なしだから、ここが実質俺個人にとったら、今年のPOGの最終幕となりますなぁ。先に申し上げたとおり、皐月賞の完敗で、今年もペーパーオーナーキングの夢は露と消えたが、このG1の晴れ舞台を千秋楽と出来る事は至極幸せなことだし、そこへ3頭もの指名っ子を送り込めたなんてこれ以上にないくらい光栄ですわ。て言うか、こんな珍事今後ないだろうねぇ。まあ内2頭についてはよくて大穴候補とどう転んでも泡沫候補としか見られない馬なんだろうけどさ。でもあれよ?俺はもちろんそうは思ってないから3頭同額の応援馬券買ったし、指名馬3連複なんて買うだけでにやけちゃう贅沢させてもらったけどね。現地でギッシリの人たちに囲まれてるパドックで颯爽と周回する面子の18分の3が、1年間見守ってきた我が戦士たちだってことが誇らしいったらありゃしないわね、おいっ!(ほら、浮かれてしかめっ面で新聞広げて馬と出走表を交互に睨みつけてる見知らぬおっさんにちょっかい出したりするなっ!)つうことで、もちろん悔しくないわけはありませんが..社内POGのリーディング争いから脱落した現在、どっか楽な気分で見てられるような気もしますし...あーそうね。今書いててつくづく思いましたがラクと書いてタノシと読むのね。まあそう言うことですわ(ど言うこと?)。
つう事で栄えある舞台にエントリーの3頭をご紹介。で今回はやはり脇役(端役?エキストラ?)に回った2頭はそうね...その結果も一緒に語ってしまおう。
5枠9番ミッキーブラック...実を言うと、今年度指名時の勝手な青写真(戦前妄想とも)は大物馬主所有2頭のまさに尻馬に乗っかってG1総ナメと言う、お前が世の中舐めてんだろ?と逆に言われるのが必至の計画。でマイル戦線は火星の名を持つ利一馬で、クラシックはこの第2のサブちゃんブラックの目論みムンムンのみづき馬で刈り尽くすつもりが..2戦目までは全てうまく行ってたんだけどなぁ...デビュー2連勝後はイケイケ感がピタリと止まり惨敗に次ぐ惨敗..鞍上も松山Jから始まりルメ、デム(弟)、マーフィーJと乗り替わった後、も一回松山J、松岡J..を経て今回は岩田パパの手綱に..結局、距離もクラシックディスタンスには届かず、マイル戦線に短縮。安い筋書きはあっさり頓挫したが、それでもどうにか最後に活路を見出したかったのだが...。
テン乗りの岩田PJ、スタートひと息の後、なんと全レース今まで追込み感0だったこの馬で思いっきり控えるという暴挙...もとい大胆な作戦。道中ポツン、最終角まで最後方と言う、度肝どころかこっちは魂まで抜かれかねない気分で見てる中、直線、ためにためた超強力な上り34秒半のビックリな末脚(?)を繰り出すが..そりゃこれじゃ無理ですわな。1頭どうにかかわしての17番人気17着。うん、お疲れ様でした。古馬になって同じ黒の名を持つ例の名馬のように前でしぶとい戦いが出来るようになればいいな..。ルメールJが「パワーがすごい」、マーフィーJも「ポテンシャルが高く、今後楽しみ」と言ってくれた子。その才能、いずれ開花してほしいです。
ちなみに鞍上談「腹を括って直線勝負を。ただ追っても反応してくれなかった。」うん、岩田Jには他で何度も勝ってもらってるので何の含みもないですが..この馬をずっと見てきた人は多分全員、道中で今回はもう..とそれこそ腹を括ってたと思います。でもきっと僕らにはまったく見えない可能性を引き出そうとしてくれたんでしょう。でしょう?(何の念押し?)じゃあ、しゃーないです。
>ブツブツと後編へつづく