「僅差のキンシャサ」と言う金言 (7/6ﾐｰｱｼｬﾑ7/7ｼｬﾙﾛﾜ)

いや、なんか語呂よかったんで書いちゃいましたが、金言でもなんでもなく俺が勝手に思ってる単なる印象の話なんすがね。オーストラリア生まれの外車にしながらのこの名前っつうのに加え、勝ったＧ１が高松宮杯連覇のみと言うなんかどっか尊王攘夷っぽいのが、いかにも青い目の侍と言うイメージを際立たせるキンシャサノキセキ（これこそ超思い込み？）。そんな父の子が、時に俺を悩ませるのです。お子様たちはやたら仕上がりが早くて春から初夏が旬と言うアスパラかよ？みたいなタイプが多く、ちょうどPOG開始直前あたりでやたらといい評判が流れてくる．．しかも短距離の番組がたんと組まれている２歳戦の始まりで。このマッチングといい．．いかにもチャチャッとポイント稼いでくれそうな魅力にあふれてるではないですか、ええ？
つうことで、そんなヒロシにダマさ．．．もとい、そんな産駒にダマされてラチ沿いにたたずむ〜♪って、おい！人聞き悪いなぁ．．とキンシャサファンに叱られそうですが．．これがさぁ．．俺の選ぶキンシャサっ子ってほんと人気になっても勝てそうで勝てないのよ。でそれってドーンとした惨敗だったら諦めもつくってもんだけど、そこそこ馬券になったり悪くても掲示板内だったり。まあポイント稼いでくれるんだから贅沢言うなって話なんだけど（苦笑）。これまたＰＯＧ始まってまず景気付けに１勝を．．って言う、奥行きなし２歳時のみで上等の覚悟で指名する子が多いんで、余計ジリジリすんだよねぇ。

で、この話のジンクスにもれず、今年も漂ってきた調教好タイムと評判のかほりに誘われて指名したキンシャサ娘ミーアシャム。初戦、2番人気も3着に敗れ、ホント俺も懲りねぇなあと苦笑いを浮かべながら見る2戦目。7/6中京1R芝1200。続戦となった中間も順調でゾエ弟師も自信の仕上。リーディングJ川田ユーガが初戦に引き続いての鞍上で当然の1番人気。さあ用意ドン！
反応よく飛び出してピタッと前をマークする好位3番手。スムーズに進んでの3,4コーナー。後は抜け出すだけと、さすがの運びでしたが．．．ああ、直線気合を入れられて伸びるも、前を行く逃げ馬も同じようにギアを変え．．ゴール前は差を少し詰めるも余裕持ったリードを保たれたままの2着完敗。
川田J談「初戦よりいい内容。勝馬は3キロ減だったし、最後はその分の差だと思う。」今年もキンシャサ枠は3戦目へ白星お預けなり。

でさ。気のせいかもしれないのですが、これも微妙に我がジンクスになってるような気がしてならんのが、勝ち上り期待のキンシャサ産駒と同じ週に走る他の指名馬も絶対に勝てない．．と言う俺様版キンシャサ都市伝説第2幕（もう何が何だか）。
んで、この縁起悪いケースで今回走ることになったもう1頭が、キレッキレの調教内容で1番人気を背負いながら、直線全く伸びずに、謎の引っ込み思案っぷりをさらして、デビュー5着に敗れた追分Ｆ期待のクラブ馬シャルロワ。その後1月の間も更にお稽古は切れ味を増し、素人目にも能力バッチリのハーツ娘だが．．何しろ敗因がいまいち分からないのが不安材料。ミーアシャムと同じく中京に行ってのヤネは岩田パパから北村友Ｊに乗り替わったが今回も堂々の1番人気。7/7中京3Ｒ芝マイル戦．．メンタル面が弱いのではないか？の噂を払拭して七夕のこの日、ベガ（織姫の星ね）より強く煌煌と輝くことはできるのか？さあスタート。
ちょっと鞍上がバランス崩して引くようになる出負け気味も、すぐに脚はついて問題なし。そっからは積極的に行きたがるのを北村Ｊがなだめているような感じで中段待機となったが、ギクシャク感はなくスムーズに行けてるように見える。四角外目を回してるところで外から来られ、併せる形で早いタイミングの勝負所となってスパートへ。互いに譲らず抜け出しながら競り合うも、先を行ってた分次第に旗色が悪くなったと思いきや、もう1度伸びて差し返す勝負根性を見せ、俺のテンションも血管切れそうなくらいまで高まったところで、最後の最後、一番後ろから差してきた1頭にまとめて被され、何とも惜しい半馬身差の2着フィニッシュ。クぅ〜。
北村Ｊ談「馬場は渋っていたがバランスよく走れていた。反応も良かったが、最終角で来られて抵抗して早めに動いた分、目標にされて最後に交わされた感じに。」うーん、当然悔しいが．．．しっかり戦える気持ちの強さが見えたので、それはすごく安心しました。遅生まれでこの産駒で、調教もよく、ここまで出来るならまず大丈夫なはず。

と1番人気が連発で飛ぶも、まあどちらも2着だし．．とどこかホッとしているところ、頭の片隅でチャラリラチャラリラ．．とかすかに鳴っている、トワイライトゾーンのテーマ．．．。
あ！！やっぱキンシャサ都市伝説はほんとうだった！！キャーーーー！！