草原に未だ風は吹かず（ヴェルデプラートの巻）

11/8土曜　東京４Ｒ　芝1800ｍでヴェルデプラート続戦。6月のデビュー戦はマイルだったけど、中２週前の未勝利戦は同じ東京の同じ距離。夏の頃、転厩になったりして、計画通りとは思えない運用の中、同条件に近い形で経験を積むことができ、かつ、５着、３着とわかりやすーい尻上がりの結果を出してきた。
さて、いよいよ府中三度目の正直で勝ち上がりか？！またも同条件チョイスにて続戦するからには当然、厩舎サイドは勝利のイメージがチラチラ．．てことは応援する立場のおいらの妄想はもっとムラムラっ。まさに勝ち負けへの期待しかなしっ！！わははっ！

と、思ってたら、そうは人生も馬生もうまくいかないもんで、立ちはだかったよ。このレースに父はダービー馬（キングカメハメハ）母はエリザベス女王杯連覇のアドマイヤグルーヴと言うどど良血ドゥラメンテが参戦してきたっ！母最後の仔にしてまさに最終兵器のスペックとちまたで噂の仔。なんだ？こいつ．．デビュー戦で３３秒台のまくり脚繰り出すような奴が何でこんなとこ（未勝利戦）に残ってるのさ？．．．ﾌﾞﾂﾌﾞﾂ。
とかいつも通り、呪詛の呟きをはきつつ（怖いわっ！）当日、人気の様子を見てみたら．．あれ？５番人気あたり？ん？過小評価されとる？まあ、見てらっしゃい．．敵は「荒々しく」と言うおっかねぇ名前を持つほんとに荒々しい１番人気（ドゥラメンテはデビュー戦でその気性の激しさで出遅れての２着だったらしい）のみだから．．。要は、ヴェルデプラートが前で残すか、その母似だの父似だの言われてる末脚（←てかどっちか．．じゃなく、どっちにも似てるって言われる時点でもう異次元の脚だろうけどね）の前に敗れるか、のどっちかだよん♪と相変わらず現実を見ないのさー、それでいいのだっ（必殺ご都合シェルター作動！）。

で、レース。ゲートが開くと同時に８番の真ん中からスーっと出てきたヴェルデっ。よっしゃ、蛯名さんさすがっ！！ほぼ１番と言っていいスタート決めたっ！粘り切る競馬やる時の必須条件クリア。そのままついて行こうとしながらも少しずつ下がってく。．．いや、こんな道中で追ってもしゃーないのでそれでよし．．。向こう正面から３コーナーに入るとこまでは中段の前にとりついて落ち着いたように見えてる．．うむっ。コーナーに入って外目に持ち出しての５番手。前もあいてるしそこから上がってけ．．上がってけ．．直線入り口でムチが入って用意ドンっ！！ググ．．．あー、５番手のままだぁ．．粘れ粘れ！粘って先段が落ちてくのを待てっ！ん？てかもうドゥラメンテ前にいんの？．．げっ！！まだゴールまで遠いのにもうサクッと差されてるっ（てか差されたとも言わんわね。置き去りにされただけ．．）。そこからはドゥラメンテ＋ムーアＪの圧巻のパフォーマンス。前もぶっちぎっての６馬身差勝利っ！うん．．クラッシック級だろね．．．ボソ。
．．．ヴェルデプラートは最後の1ハロンなんて画面にも残ってませんでした．．と。あのまま後退して行っての１０着だったみたい。
うーん．．．１着とは心底レベルの違いを感じる、むしろスカッと割り切れるレースだったのでいいけど（いや、よくはないけど、こればっかりわねぇ）、それにしてもまったく同条件のキャリア３戦目としては、結果がひどすぎるかなぁ。
今さらだけど、調教評価が１頭だけＤ（今一息）だったからねー。続戦で疲れが残ってたからってことかなぁ。珍しくタイムとかで比べてみたけど、ほぼ前走と変わらんね。それで前は３着、今回は１０着。うーん．．そう考えるのはいやだけど前走が恵まれたと見るのが妥当かぁ。
うむ、これだけ負けたものはしゃーない。まずは矢野先生側のコメントを待って、多分ここで放牧になるだろうから成長も待つとしよう。次もがんばれっ！