天皇賞春を終えて

ちょっと遅くなっちゃったけど今日少し時間あるから来年の為にも書いておこう。

今年は家のテレビで観ていたのだがレース直前、スタート地点にいる細江さんからのレポートに耳を疑った。というか言ってる意味が分からず頭の中が?マークで一杯になった。細かいニュアンスまでは覚えていないのだが「時計は出ているが馬場は湿ってて少し力が要る状態」だと各ジョッキーが言っていると。その時の自分は「湿ってる？力の要る馬場？は？何訳の分からないこと言ってんの？」という気持ちだった。だって当週はいい天気が続いていて土曜日もパンパンの良馬場。まさに近年の京都競馬場らしい高速馬場だった。なのに何故・・・。

結果は去年の宝塚記念の1着2着馬の間にスタミナ豊富なフェイムゲームが入ってきた。馬券に絡んだ三頭共高速馬場には明らかに向いてないタイプの馬だった。近年天皇賞春は高速馬場、宝塚記念は力の要る馬場になるので活躍する馬は違ってくるのだが去年の1着2着が馬券に絡んだ。13年14年ゴールドシップを無印(本命は二年連続フェノーメノ。今年はラストインパクト)にしている自分は今年も例年通りのこの馬場ならと無印にした。だからフェイムゲームは買っていたが私には到底当てる事が出来ない馬券だった。

数日経って天皇賞当日は例年と馬場状態が違った理由が明らかになった。どうやら土曜日の夜時間をかけて念入りに散水を行ったらしい。もちろんこれは暖かい時期になると芝が枯れないようにする為普段から頻繁に行っている事であり馬場状態を意図的に変えようとした訳ではないだろう。だだ日曜日は曇りの状態が続きほとんど陽が出なかった為散水による湿り気が日曜一日中残ってしまったらしい。

通常平日に散水したりローラーをかけたり凍結防止剤をまいたり今週から仮柵を設けてコース変更という情報は新聞にも書いてあったりする。予想する上でも大事な情報だったりもする。でも土曜日の夜に行われた事は発表されない。競馬記者ですら知らないんだから我々一般人にはその情報は入ってこない。今回の件も馬場状態を不思議に思った記者が後日取材してわかったことである。

馬場状態によって買う馬はかわる。それは勝つ馬も好走する馬もかわるから当然だ。世界で一番馬券が売れ、世界で一番賞金が高い日本競馬界なのだからJRAにはもう少し考えてもらいたいな。ただでさえ18頭立てのレースを当てるの難しいんだからさ。笑

ゴールドシップの優勝にケチをつける気は全くない。三回目の挑戦にして天皇賞のタイトル奪取。立派だよね。関係者の皆さん、ファンの皆さん、本当におめでとう

本命にしたラストインパクトも良く頑張ったと思うよ。お疲れさん。