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2015/08/30 12:37

新潟二歳ステークス エポックについて

エルコンドルパサーの血統構成は、馬主の渡邉さんによって、相当な狙いで決まったことに先ず触れておく。

エルコンドルパサー父キングマンボの母は、名馬ミエスク。ヨーロッパの超名馬である。ブリーダーズカップマイルのレコード勝ち、ムーンランドロンシャンなどマイルの王者であった。

この馬の母系ファミリーナンバーは5号族の中でも、世界的に有名な5h。

そしてエルコンドルパサーの母の父サドラーズウェルズ、いわずと知れたヨーロッパの最強サイアーラインを形成した馬であり、この馬の母系は、ミエスク同様5h であり、両者は近親なのである。そして驚くなかれ、エルコンドルパサーの母方を辿ると、その母系は、ミエスクやサドラーズウェルズの近親であり、名繁殖のthong に行き着く。

つまりエルコンドルパサーは、父方と、母の父方の名馬の、それら自体の母系に流れる名繁殖を極めて近い交配になるにもかかわらず、これでもか!とばかりにかけあわせているのだ!

これによって何が起きるかというと、それら名馬たちの再現性が極めて高まるということ。近親交配は天才が生まれるかも知れないが、危険を伴うのだが、それを究極の形でやっている。

その結晶がエルコンドルパサーなのである。

ここまで書いたら、あとはエポックの五代血統表を見てくれれば、何が言いたいか?わかると思う。

そう、エルコンドルパサーを父にもったところで、厳密な意味でのエルコンドルパサーの再現にはならないが、エルコンドルパサーの母系を、エルコンドルパサーと交配する牝馬から流し込んでやれば、エルコンドルパサーで実現した、5h系名馬の再現が再び起こる可能性があるということだ。

昨年初年度のヴァーミリアン産駒の唯一の芝重勝ち馬が、5号族というのも偶然ではないだろう。

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