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2015/11/01 11:54
天皇賞秋の予想 その4
日本競馬の2000メートル最高タイムは1561。世界レコードから比較しても、サラブレッドの限界に近いだろう。
今日のタイムがどうなるか?
1561のときはシルポートがスタート後に10秒台ラップを連発。これが一人逃げなら、二番手以下が離れて4コーナーでの、お疲れ!展開になるが、エイシンフラッシュが追いかけてしまい、他は、ヤバイ!ダービー馬が行ってる!となり深追い。
そんなんで、大本命ブエナビスタの9番手でさえ、1400が1217のハイラップで、上がりを34.7でまとめても1564の4着。
勝ったのは1400通過が1219の11番手から342でまとめたトーセンジョーダン。
切れたというよりは、あまりに速い前を主体的に捕まえに行くことはせず、11秒5前後のラップで走りとおした!という抑揚のない平均ラップ。
世界レコード級が出るのは、得てしてこういうもの。
昨年秋にエイシンヒカリが、東京2000のオープンで10馬身後続を離して逃げて、最後バテまくって外らちまでヨレヨレになりながら1583で逃げきったときの1400通過が1225。
9番手追走のブエナビスタより、0.8後方の位置に相当し、それでいて上がりは35.8だから、ブエナビスタより1.1遅いので、1400での4馬身近いビハインドは、直線で更に6馬身離されて、締め括りは、1.9秒離されるというもの。
何が言いたいのかと言うと、普段、差しの位置に甘んじている馬は、見た目ではわからないくらい余力一杯であり、逃げ馬で本当に強いというのは、かなりの強さということ。
エイシンヒカリの成長は当然見込めるけれども、それでもなお、そんな簡単には行かないという証左。
昨年のバテ方から言えるのは筋力というよりは、息のいれ方であり、序盤に気合いをつけると、体に力が入り、走りが固くなるということで、勢い1400通過1分21秒台ってのは無理。上がりに34秒の脚を残すなら、昨年の1225すら、あやういペースであり、せいぜい1230程度。これでブエナビスタ並の34.7を使えれば、昨年より大分成長した数字であり、仕上がりは1577だ。
これが、今日考えられるベストパフォーマンス。これを越えられるか、越えられないか?が今日の鍵だろう