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2015/11/29 09:47
ジャパンカップ予想 その5
ラブリーデイが馬券から外れることは非常に想定し難い。
その4
で述べたように、流れてほしい陣営はそこそこいても、自力で淀みなく先行して結果を出せる馬もおらず、皆があなた任せ。外国馬の出方はわからないが、いってもイトウ位だろうし、それとて陣営は「行く馬がいれば、5〜6番手でもいい」と発言しており、玉砕逃げはないだろう。こうなるとスロー、あってもミドルより緩め。そうなると2分23秒5を割ってくることはないだろう。
昨年、誰もが脚が上がってしまうような厳しい流れでエピファがぶっちぎり2231。かなり時計のかかる稍重だから22秒前半近く、ジャパンカップレコード。肉体も精神も最高クラスの馬だけに、あれが限界タイムに近い。実際のジャパンカップレコード、距離レコードも同等クラス。ぶっちぎりの2着が断然の世界レーティング2着のジャスタウェイだからそんなもんだろう。3着、4着あたりが(スピルバーグ、ジェンティルドンナ)、2240前後。良馬場なら23秒前半。あれが精一杯だろう。実際ジェンティルが最高パフォーマンスである、オルフェーヴルとの叩きあいで制したジャパンカップも23秒前半。
今年23秒5を割ってくることはないだろう!というのは昨年クラスのメンバーがごっそり抜けてるから、どんなペースで流れようが、実力的に無理ではないか?という意味も含んでいる。
昨年の時計から0.7を引いた時計を良馬場の時計とすると、2.23.5以内で走ったのは以下のとおりフェノーメノまで。腐っても天皇賞春連覇馬だ。6着と着順こそ冴えないがワンアンドオンリーも当年ダービー馬。イスラボニータにはきっちり2235という境界線の上下で白黒つけている。
エピファ、ジャスタのワールドクラスに続くのは、秋の天皇賞馬スピルバーグでり、やはりワールドクラスにして、ジャパンカップ連覇のジェンティル、そして史上最強牝馬との呼び声も高かったハープスターだけに、2235というラインの水準の高さを思い知らされる。
01着エピファ 2231 → 2224
02着ジャスタ 2238 → 2231
03着スピルバ 2239 → 2232
04着ジェンテ 2240 → 2233
05着ハープス 2240 → 2233
06着アイヴァ 2241 → 2234
07着ワンアン 2242 → 2235
08着フェノー 2242 → 2235
09着イスラボ 2244 → 2237
10着タマモベ 2246 → 2239
11着デニムア 2248 → 2241
12着ヒットザ 2252 → 2245
13着アンコイ 2256 → 2249
さてさて、この上位が、ごっそり抜けてるわけで(ワンアンドオンリーはいるが、当時よりはるかにパフォーマンス低い現況)、イスラボニータの2237あたりを尺度にすれば、天皇賞秋でイスラに先着したラブリーだけが2235を切れる可能性があるとしか考えられない。
これは、ラブリーにとって非常に楽で、回りの出方やペース等一切気にせず、いんベタで、仕上がりが2235位になるように回ってくれば、つまり、スローなら番手ぴったり、ハイなら中団から後方でためて、ラスト2235前後でまわってくれば、その仕上げができる馬がいないってことなのだ。
ラブリーが負けるとすれば、他の馬の中に「自力で飛ばして、最後バテまくっても全体時計を23秒前半でまとめられる」ようなスタミナ馬であれば、可能性があったが、それがいない。
ちょっとラブリー一色になりつつある。八方ふさがりだ。
唯一未知の可能性があるのがミッキークイーンだが、人気馬なのに、秋華の反動懸念がぬぐいされず妙味が全くない。安定軸はラブリーだろう。