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2017/05/28 12:46
ダービー渾身の見解 8 ダービーで要求される能力 〜 2400走破能力
じゃあ、11.9ラップの12ハロン継続ってどういう能力なのか?ってのを
これまでの三歳の主力レースから推定しなければならないんだけど、どうするか?
私はこんな風に見てますよ。
完成された古馬の限界レベル
2000メートル 11.6平均
2400メートル 11.8平均
ってことは・・・
三歳であれば、2400メートル 11.9平均ならいいわけで。。。
2000メートルなら
11.7平均
ってことになる。
走破時計ベースだと、スタートのラップ分を0.5加算してやるから
11.7 × 10ハロン プラス 0.5秒で
1.57.5
こんなもんでしょう。
ただし、今年度の中山皐月賞であれば、前記したとおり相当高速馬場に作り
帰られているので、2秒は速いといいたいところだが、1.5秒としておく
よって、中山皐月賞でダービーを「その能力であれば淡々と平均ペースで
駆け抜ければ勝てますよ」といえるのは・・・
1.56.0で勝っていて
上がりが 11.6 × 3 ハロン = 34.8 位ですかね・・・
で、実際にこんな馬はいないわけで、
そういう意味では額面よりも「大してスタミナを奪うのか?」という意味では
すごいハイラップスピードレースではなかったわけで、後方待機組もそれなり
に楽だった・・・(もちろん前も楽)
だから、前方にいた馬は11秒前半を3つ程度連続して使えてないとダービー
でどうこうはいえないし、後方待機馬であれば、
少なくとも33秒台じゃないと話しにならない
ってところかと思っています!!
アルアイン、ペルシアンナイト、ダンビュライトですが・・・
それぞれ
34.2
34.1
34.3
なんですが、3ハロン合計では合格点です。ただ、
ラスト1ハロンが「急坂」とはいえ、前記したダービー2400スタミナ
換算だと、そんなつらくないはずなのに・・・・
アルアインは、ラストで、4頭から5頭分外にヨレまくっている。これは
もう肉体的スタミナが限界の針を振り切っていて、根性だけで11.7に
踏みとどまっただけ。としか思えない。
よって距離延長に対する不安がとても大きい。
ペルシアンナイトは、デムーロの超が100個位つくファインプレーであり、
そして度胸。ペースが前有利(特殊馬場含めて)と即座に判断したのでしょう。
道中最内をものすごい勢いで位置を上げていった。日本人騎手でレース途中に
あういうことをできる人はいない。しかも最内!!あれは怖いでしょう!!
でも福永カデナもデムーロが作ってくれた道をついていけた。あの辺、福永も
感じるところがあったのでしょう、馬場やペースについて!!(だからこそ
あれだけデムーロのおかげで恵まれたコースが走れたのに、9着のカデナは
絶対にない)。
よって34.1といっても、外を回してきたダンビュライトとの差はほとんどない。
というかダンビュライトの方が上!!
更にいうと、デムーロはこの時点で、ダービー=アドミラブルが決まっていた
と思われ、ダービーで乗らないライバル馬に「余力を残す」とは到底思えず、
ペルシアンナイトは「出がらし状態」の可能性もある。そして池江厩舎から
してみても、「ダービーはサトノアーサーが控えているから、ペルシアンと
アルアインは皐月賞で力出し切ってや〜」という思いだったはずで、そこは
利害一致だったはず。