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2017/10/14 20:25
秋華賞特集その12 横山典弘の腕
もしローズステークスでのカワキタエンカの強さが過大評価されて、「馬券に組み入れられるのでは?」という誤解を与えるとしたら3つの意味で否定しておこう。
一つ横山は馬を速く負担なく走らせることに関しては天才的で日本一だ。レコードが出るようなレースで横山の乗った馬の上がりのタイムや馬のフォームを見れば分かるはず。典型的には、キングカメハメハの勝ったダービーの2着のハーツクライ。ほとんどの馬がへべれけの中、物凄い脚を使ってる。
それからイングランディーレの春の天皇賞逃げ切り、セイウンスカイの菊、皐月の逃げ切り。
そういう騎手のフィジカル能力にかけては、武豊をしのぐと言っていい。
よってカワキタエンカの洗剤能力は高いが横山だからこその脅威のパフォーマンスであり、北村ではあれは無理。
二つ目はあまりにレース内容がきつくて、疲れが残ってる可能性を危惧している。追い切りで良かったかどうかなんて関係無い。オープン馬は動く馬は疲労が残ってても、追い切り程度の負荷なら平気で動く。ギリギリの負荷がかかったレースペースでラストの踏ん張りが利くか利かないかは、追い切りではなく、ローテーションや、前のレースの厳しさで予測するしかない。例え、マスコミで
更に上昇!絶好調!
と騒がれててもだ。
私はカワキタエンカは、疲れが残ってると思う。仮に「それほどでもない」にしても、横山以上のパフォーマンスは無理だ。
そして、もう一丁。横山がアエロリットで、番手マークする以上、もはや北村は蛇に睨まれた蛙だ。つつかれるのか?遊ばれてから交わされるかはわからないが、どうにも残れるシナリオが描きづらい。