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2017/10/21 20:28
菊花賞特集その7 その他の春の実績馬
ミッキースワローの破壊力のある末脚のインパクトが強すぎて、この後の展開が色褪せそうだが、一歩一歩進めていきたい。
何もトライアルの前後関係が本番にスライドするわけではない。
例えば武豊は神戸新聞杯のレース直後に「1度は直線で先頭に立つレースをさせたかったので、それはできた。」とコメントしていた。
こういうところが、この人の凄いというか、怖いというか。
他の騎手とはまるでアプローチが違うのだ。ここはよくよく読んで欲しい。
例えば、普通の凡ような騎手ならば、
■自分で流れを作って飲み込まれたら怒られるから他人任せ
まずこれ
次に
■なるべく仕掛けは遅らせる。距離もつかどうか不安だから、ためにためてから。
結果、脚を余すわけだが、本番に何が残るのか?多分今日より早目に仕掛けて保つかどうかなんて、これは、わからない。脚を余したから、一見保ちそうだが、本番は距離が変わるし、ペースが変わるし、そもそも仕掛けを待ったから伸びたわけで、早めたら伸びないかもしれない。これが、往々にして起きる
超1流でない騎手の
トライアルから
本番での大幅下降の構図
武豊は
先頭に立ったわけだ。自分で動いた。本番もそうする。
勝つ為に先頭に立つ。
早目に立って足りなかったのなら、もう次の手は控えて仕掛けを遅らせるしかないが、恐らく、その感触は前回の垂れ方から分かるはず。
よって、何頭かに差されたから武豊のダンビュライトは、要らない!という判断は、かなり早計。
私は重巧者だとしなくても、少なくとも神戸新聞杯のサトノアーサーより劣るとは、思ってない。
よって
神戸新聞杯の有力どころは、
2着キセキ
4着ダンビュライト
以下3着のサトノアーサー他である。
まあ、6着のベストアプローチより下の馬は要りませんね。
一方セントライト組は、勝ったミッキースワローが圧倒的で、2着アルアインは霞みましたね。それより下の馬は
騎手
厩舎力
血統の長距離適性
次第ですが、
9着のクリンチャーだけは厳しいでしょうね。春の皐月で一押ししましたが、やはり懸念していた「G1で求められる厩舎力と騎手力の高くて厚い壁は越えられないばかりか、皐月賞での過大な無理(超ハイペースの積極果敢な距離損のアウトまくりで4着)が、馬を萎ませてしまったように見えます。セントライトの結果が、夏を馬の成長させることができなかったことを改めて証明してしまった気がします。
春から日本一の厩舎力として位置づけている角居さんのキセキが、しっかり休ませて頂点を伺わんばかりなのとは対称的です。
何しろキセキは、クリンチャーに、春のすみれステークスで1秒近くぶっちぎられていたのに、今は逆ですね。多分、1秒は、ちぎられるんでしょうね。
とりあえず、神戸新聞杯組とセントライト記念組を一瞥してみました!