4046件のひとこと日記があります。
2017/12/03 13:53
チャンピオンカップ 特集その4 ダート競馬は我慢比べ
ダートで無類の強さを誇示した
サクセスブロッケンって馬がいて、ダービーに挑戦したんだけど、このとき私は
「サクセスは今までのダービー馬とは違う!!」
と鼻息荒くサクセスの可能性を声高に主張し、回りからは「何度同じ失敗を先人たちが繰り返してきたと思っているのだ!」と鼻で笑われ。。。。
結果はご存知のとおり、ボロボロ
もうね、異質なんだよね。芝とダート
スピードとか切れとか無縁。たぶん一瞬の脚とかってのも必要ではあるんだろうけど、たぶん芝で求められるものとは違うだろうね。
「ウルトラバテて失速しそうになるところを、減速させないための一瞬のパワー」みたいなものはあるんだろうけど、体が豹のようにシナッて、弾けるとか、ディープインパクトをして武豊が表現したように「飛ぶ」ってのはないね。絶対!!
ダートはどこまでいっても・・・・
基本は等速の持久戦。砂をかぶってもぶつけられても、足が砂にめり込んでも、足を高く上げて、ばてない力、不屈の闘志・・・
これがダート。だから強いダート馬は、展開のあやで負けるとかってことはまれで、よほどの不利とかがない限りは力を出せる。
そして、そういう持久戦だけに「頂上決戦」がスローになるってことはあまり考えられないといっていい。もちろん先行馬が有利なのも同じ理由からくること。
「逃げないとだめ」という馬でない限り、スタート直後に前に簡単に行ける脚があればあるほど有利なのは間違いなく、そういう意味で
コパノリッキーやテイエムジンソク
はすごいお得な立場にいるといっていい。
そしてもうひとつ
そういうメンタル持久戦なので、肉体疲労は激しいはずで、
★やわらかい筋肉を持っていることが重要
★そしていったん崩れたら、そうそう次までに巻き返せるような疲れではない
〜当該レースのみの疲れではなく、マネジメントの失敗も含む蓄積疲労のはずだから
ってこと。
そしてここ数年のダート活躍馬の血統を見てもらえばわかるとおり。。。。
ゴールドアリュール
キングカメハメハ
が、圧倒的である。ご存知のとおり両方とも芝も圧倒的なワンツーをほこる
サンデーサイレンス系であり、キングマンボ系である。
サンデーサイレンスでいえば、グレープブランデーのマンハッタンカフェも
そうだし、キングマンボ系でいえば、エルコンドルパサーやヴァーミリアンも
そうだ。
とにかく、パワーに筋肉の柔らかさが備わっていると思ってもらえばいい。
ここ数走の成績が安定的に上位で、G1戦線、その系統種馬なのは・・・
コパノリッキー
ケイティブレイブ
ってことになるか?さらにいえば「すっと先行できる」といえば
コパノリッキー
だろう。