4046件のひとこと日記があります。
2017/12/17 06:29
朝日杯特集その17 ヒシコスマーの血統について
もうひとつヒシコスマーの不人気について思い当たることとしては、
血統
厩舎
騎手のインパクトでしょうね。
ブラックタイド
弟のディープインパクトと比べると地味さは否めません。
が、成功馬の濃さは特筆ものなのは、今や日本中の競馬ファンが知っているように、史上最高賞金、最多G1勝ち数を
来週にも更新しようかという
キタサンブラック
の父はブラックタイドですからね?
そして、そのキタサンブラックを調教したのは、誰あろう
清水久調教師
ヒシコスマーの調教師ですからね(笑)
活躍馬はそんな多くないけど、ビッグヒットは半端なく、その稀有なケースに成功した調教師が、同じ血で再び!
って、シナリオは有り得なくないでしょ?
そして、ヒシコスマーの母系について触れておきましょう!
母方を辿って行くと、
いわゆるボトムライン、ファミリーラインに
Cosmah
って馬名に行き着くけど、これコスマーと呼びます。母の母の母の母。
ヒシコスマーのコスマーは、ここから取ってますね。
この
Cosmah
って文字、血統が少しでも好きならいつも目に入ってくるはず。なぜなら
サンデーサイレンスの父、Haloの母だから。そして、この
Cosmah
の母
Almahmoud(アルマームード)
も、めっちゃくっちゃ見るはず。
だってノーザンダンサーの母
Natalma
の母だから。
このコスマー、アルマームード、ナタルマってのは、今や世界中でダントツナンバーワンの繁栄を誇るノーザンダンサー、Haloの一族なんですよ。
言ってみりゃ国際的な名血
競馬に携わる人間なら
コスマー
と言ったら間違いなく
「あ、Haloの母ちゃんね?ノーザンダンサーの母ナタルマと姉妹だよな。」
って、出てきます。それくらい有名。
だから、ヒシコスマーの血統はこれまで大して語られてこなかったし、値段も安いけど、一応そういう血だから。
確かに近代的に日本、世界で大物が出ているか?っていうと、今はあまりないけど、大物が出てもおかしくないから。
最近では、
レッドリヴェール
とか
ファンディーナ
がコスマーのファミリーライン一族。
それにしても、馬主や関係者の、この馬に対する「思い入れ」は、ヒシヒシと伝わってくるよね。
普通四代前の母親の名前なんて付けないでしょ?意味もよくわからないし、コスマーなんて。
それだけに命名した時の期待が、私たちには見えてない
この馬の奥深さが、あると思っている。一部の人だけが気づいている、ね。