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2017/12/23 17:00
有馬記念特集その4 武豊がなりふり構わず勝ちに行く流れ
厩舎にせよ、騎手にせよ、馬主にせよ、ビッグレースに臨むにあたっては、
「そのレースで燃え尽きる」
っていう意識で、準備したり、馬を仕上げたりすることはない。
「何を今更?」と思うかもしれないが、このことは、実際の予想手順において、決定的な意味を持つにも関わらず、案外雑に扱われている。
馬の背丈や骨が固まる時期には、その成長を阻害しないように、ゆっくりトレーニングしなければならないし、
馬が完成されて大人の体になってからだって、
例えば秋の王道は、
天皇賞、ジャパンカップ、有馬記念
と、2ヶ月間に3つものビッグレースがあるわけで、天皇賞で激走して、疲労が抜けなければ、
ジャパンカップ、有馬記念での三億円に届こうかという賞金をゲットするチャンスを失うわけで・・
だから、陣営が、「馬を若いうちに仕上げてしまって、成長の芽をつんでも、早めに賞金を稼がせたいのか?」、あるいは、成長を待って晩成型にしたいのか?
秋〜年末の「どのレースが目的なのか?3つ平均的なのか?ジャパンカップなのか?有馬記念なのか?」
そこは見極める必要がある。
私が、あまり好きでない予想フレーズに、
「強い馬はどんなことをも、はねのけて、勝ち切る!それが名馬。」
こんな感じのがある。
「キタサンブラックは、歴史に残る名馬だからこそ、様々な不安があるが、勝てる!勝ちきれる!」
これは予想ではないですよね?私は、こういうのを競馬マスコミや、評論家が頻繁に展開してるのを見るとウンザリします。
キタサンブラック陣営が、北島三郎氏の願いが、この秋、どこにあったのか?これはまず、しっかり抑えるべき。
ジャパンカップで、一番人気でしたが、私は必ずシュヴァルグランには負けるし、レイデオロにも負けると言い切りましたよね?
最高で3着だとも書きました。
私のジャパンカップの予想の際に陣営の狙いについて書きましたが、それを振り返りたいと思います。
サブちゃんのキタサンブラックのラストシーズンの最大の狙いは有馬記念での大団円。ジャパンカップなんか眼中に無かった。もうこの後の疲労も考えず、陣営の仕上げはフル。武豊も馬に余力を残さず、遮二無二勝ちに行きますよ!
穴馬や伏兵が飛び込んで来れる隙など生まれない厳しいレース。そうすることで、一騎打ちにして、相手を強い馬だけに絞ってるシンプルな形にするのが勝負師武豊のスタイル!
そこを抑えるのがスタートです!