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2017/12/23 20:26

有馬記念特集その8 スタミナ戦で武豊が主導権を取るということ

中山の冬の2500メートルは、間違いなく字面以上の距離のスタミナ戦になります。それは、大体皆さん、おわかりかと思います。

小回りだからスタミナは要らない、みたいな間違った、トンチンカンなことをいう人がいますが、大間違いです。

まず、冬枯れの芝は時計がかかるというより、多分、夜間の霜による水分含有率なんでしょうね。毎年のことです。時計がかかることでも実証されており、ラストのラップも春や秋よりも要することから間違いないですよね。

次は、小回りに原因がありますが、実は先行馬の立ち回りとセットで、スタミナが要する年が発生するんです。

皆さんが、走っているとしましょう。
コーナーの多いコースと、コーナーの少ないコース、どっちが疲れますか?

多分これだけだと、何とも言えない。

じゃ、これならどうですかね?

コーナーにさしかかる度に前を走ってる人がイキナリ減速して、コーナーを周り終えると再度加速。またコーナーでイキナリ減速。

これ、めちゃくちゃ疲れるんですよ。

あまり何も考えないと、

11秒後半のラップが続くのが厳しいペースで、スタミナが必要

と、思いがちですが・・(もちろんハイラップの連続もそれはそれでつらい)

一番嫌なのは、

イキナリブレーキをかけられて、急減速しなければならないことや、そこから、再加速すること

なんです。

車乗ってて、

高速道路で右側追い越しで100キロ到達後って、アクセルなんか踏み込まなくても、100キロ維持するのにタコメーター回らないでしょ?

でも、前の車が、イキナリブレーキかけて、急減速した後、改めて100キロに戻すのって、相当燃費使ってる感覚あるでしょ?まして、短期間でスピード上げるときって。

小回りで、前の馬の思いのまんまに、減速と加速を事前予告もなく強いられる後続にとっては、

ラップの絶対数値に現れないスタミナ消費があるんです。

この頻繁なストップアンドGOは、コーナーが多い方が逃げ、先行馬はやりやすいんです。

そして、今回、その主導権を握るのが、この国で、

突き抜けた実績、実力、度胸を持った男であり、

馬はといえば

とにかく先行して、スタミナ比べに持ち込んだら右に出る馬はいない

ってコンビなので・・

後ろの馬、特に内側にいる馬は、そういう罠を仕掛けられる可能性が高い。

こういうときって、得てして、

「道中どうせ勝負にならないから、離されても追いつかなくていいや」

と、マイペースを決め込んでる馬だったりするんですね。

あるいは、外目を進んでる馬

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