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2018/01/07 04:55
フェアリーステークス 〜 真のマイラー血統とは?
私は30年競馬をつぶさに見てきて、真のマイラー血統は、これだ!
と、思っているものがあります。
それは、決して
G1を勝ちまくる強さ!
っていう要素だけじゃないです。そういう「強さ」ってことになると、
ディープインパクト
って、ことになる。
そういうことじゃなくて・・
11秒5〜7の「息の入らない、タメを作ることができないハイラップ」をスタートからずっと継続して、なおかつラストも11秒台を連発できる。
こういう適性を伝える血のことです。
もっと私の言いたいことを極端に言うと、
12秒前半〜後半の
「タメの利く緩めのラップ」
を柔らかなフォームで走りながら、
ラストに10秒台の極上の切れ味を叩き出すこと
が、近代競馬の王道である
2000〜2400の保守本流距離
を制するために必要な肉体的能力(そして折り合えるメンタル)
だけど、マイラーに必要なものは、必ずしもそうではない!ってこと。
1200メートルをブンブン飛ばしまくって、勝ち切るスピードや、ハイラップ持続的に耐え切るだけではダメ
なんです。それではダメ
1200路線で通用するために、折り合いはあんま必要ないんだけど、
マイルとなると、そうは行かない。
11秒5強を
8ハロン継続させるってのは、
これはなかなか得がたい
肉体的要件と気性要件であり、
前向きであって、且つ忍耐力あり!
って、ことになる。
例えば、2000メートルや1800メートルの重賞では、用なしなのに、
マイルの
1分31秒台〜32秒前半決着
になると、突如登場する大穴馬
には、そういう血統的要素がある!
ってことです。
以前私が日記で書きましたよね。
ヴィクトリアマイルで、三連単2000万円の
ストレイトガール
ケイアイエレガント
のワンツーフィニッシュに本命・対抗を打ったって話。
この時、12番人気のケイアイエレガントを軸にしているんですが、
この馬には「激流になった際は、1800〜2000で、切れ味で惨敗してしまう相手を飲み込む力がある」と、読んでたんですよ。
そして、もちろん調子も良かった。
マイル、マイラーってのは、中距離で必要なものとは、違うものが必要なんです。
決して大穴を狙うべし!っていうプロローグじゃないですよ。そういうことじゃないです。