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2018/01/21 07:44

ゴールドアクターの強さ

この馬の強さってのは、ディープインパクトだとか、オルフェーヴルだとか、いわゆるスターホースたちとは異質の強さがあって、多分、ラストの「ビュッ」という強烈な伸び、とか、ガツンと、ゴーサインが入る類のものじゃない。

自ら主導権を取って早めのスパートをするか?

自分以外の逃げ先行勢が飛ばして、全体の流れが早くなるか?

重とか、馬場が重めになったり、2000を超えて、スピードだけでは足りない距離になるか?

は、いろいろあるけど、どちらかというと、切れ者を封殺しておいてのスタミナ戦で「グイグイ」伸び続ける感じ。

そもそも父親のスクリーンヒーローは、ジャパンカップ芝を制した馬なんだけれども、

クラシック戦線では、全く鳴かず飛ばずで、2〜3歳のクラシック真っ只中のシーズンでは、結局

芝は未勝利

芝初勝利は、

4歳の

札幌2600メートル

という、「何?その距離?」

ってなコース。

ここから2400〜2500メートルを、実に安定感ある走りで常に馬券に絡み続けて、

秋のジャパンカップを制するんだけど、ポイントは、決して連戦連勝!、ぶっちぎりの快勝、圧勝!

って感じではなく、

ジャパンカップのときは、ウオッカや、ディープスカイという強豪たちには及ばず、

9番人気

という低評価。

もうひとつ遡ると父方の

父グラスワンダー
曾祖母ダイナアクトレス

ってことになるんだけど、つまりスクリーンヒーローの父と祖母ね

グラスワンダーってのは、切れ者といっていい同時期のサンデーサイレンス系スターホース、スペシャルウィークを、

力強さ、タフさ、スタミナ
で圧倒した馬で

特に宝塚記念でグラスワンダーが2着スペシャルウィーク

3馬身ぶっちぎり

3着ステイゴールド

10馬身ぶっちぎった強さは衝撃的でもあった。そして、当時宝塚記念が行われた阪神競馬場の芝が時計のかかる重めの芝だったこともあり、

「日本の軽い芝の馬場で、どれだけサンデーサイレンスの子供たちが切れて切れて切れまくっても、ヨーロッパでの強さはってのは、別物なんだろうな〜」ってことを考えさせられるグラスワンダーの強さはだった。

もちろんグラスワンダーがヨーロッパで通用したかどうかはら、知る人ぞ知るだが。

一方スクリーンヒーローの祖母であり、ゴールドアクターの父方の曾祖母のダイナアクトレスは、「女傑」の先駆けであり、歳の近いメジロラモーヌが、

牝馬としては、性別限定の3冠馬

という文字通り性別限定、年齢(同一世代)では無類の強さであったのに対して、

ダイナアクトレスは、牡だろうが、古馬になってからであろうが、

日本レコードクラスで牡達を翻弄したという意味では、メジロラモーヌよりも記憶に残る女傑だった。

結局G1勝ちこそないものの、圧巻は、

日本馬では、全く太刀打ちできなかった時代のジャパンカップでの

僅差3着(上がり最速で3/4身、1/2身)

という偉業だろう。

当時は1〜6番人気は、全て外国馬(ダイナアクトレスは、9番人気)、着順も3着ダイナアクトレスを除くと

1〜9着(除く3着)

は、全て外国馬という状況の中での快走、女傑っぷりであった。

次に続く

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