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2018/01/21 08:09
続・ゴールドアクターの強さ
9番人気でジャパンカップを制した父スクリーンヒーローの、地味な強さは、
9番人気で牝でありながら、人気、着順共に外国馬が上位独占していた時代のジャパンカップで、孤軍奮闘した祖母ダイナアクトレスの母系から伝わるスタミナと(この母系血統は後述)、
グラスワンダーの「切れに切れる」ってな、カミソリ型ではないけど、ナタのような豪脚、つまり、「タフな距離、馬場、流れ」でこそ際立つスタミナ型の末脚
この両方の掛け合わせであることから、必然であり、
サンデーサイレンス系とは、異なるイメージ、そして、常に人気上位に祭り上げられるタイプではないってことがわかる。
さて、ここから話は、
面白く、そして私の勝手な邪推が入ってくる血統ロマンの話になる。
さっきは、ゴールドアクターの父方、つまりスクリーンヒーローの話をしたが、今度は母方ヘイロンシンの話。
ゴールドアクターの馬主、居城さんは、お父様が60年前(おそらく今は故人)くらいに馬主になられたのを引き継いでおられる息子さん。
ゴールドアクターがアルゼンチン共和国杯を制したのは、お父様が馬主でいらした時期だけど、その時点では、それまでの50年、馬主として重賞勝ちが無かった方で、そういう意味では、名誉欲とか金欲とかではなくて、純粋に
とてもサラブレッドがお好きな方
だった。それ故に、障害馬志向も強くて、ゴールドアクターのヘイロンシンは、牝馬ながら、障害のオープンを勝つような馬で、この馬にスクリーンヒーローをつけたのは、
障害馬を育てるつもりだった
と、スクリーンヒーローがジャパンカップを制した際のインタビューで話されている。
何しろ、この時のスクリーンヒーローの種付け料は30万円(受胎確認後は20万円プラスの50万円)と、超格安だった。
今や、ゴールドアクターばかりでなく、モーリスというスターホースの活躍で、種付け料は700万円を越えようかという人気の贅沢種牡馬になってしまったが。
まあ、居城オーナーの、そんなささやかな願い(障害馬)とは、裏腹にゴールドアクターは、ドンドン出世してしまったわけで(笑)!
さあ、ここから、ロマンの話!
コーヒー飲みに行くので休憩します。