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2018/01/21 08:48
続々・ゴールドアクターの強さ
ゴールドアクターのお母さんヘイロンシンの父
キョウワアリシバ
って、わかります?絶対にわからないですよね。わかるわけないですよ。
日本馬です。
1994年位にオープンでそこそこ活躍した馬ですが、
この馬の直系の
父系種馬は実質ゼロです。
(ごめんなさい。徹底調査はしていません。ゴールドロビンという息子が種馬になったという情報がありましたが、もはや誰も付けてないはず。)
そして、この馬を父にもつ
繁殖牝馬は、ヘイロンシンのみであり、ヘイロンシンは、もう他界しました。
これは、事実。
この拡がらなかった、キョウワアリシバって、何?っていうと、
アリシーバ
っていうアメリカのスターホースの子供で、外国産馬だね。ケンタッキーダービーも、ブリーダーズカップも勝ち、アメリカの年度代表馬にもなった名馬で、日本のお金持ちが1990〜1995年頃にアメリカからアリシーバの子供を宿した馬を買い漁ったり、種付けしに行ったりしたんだよ。
まともにデビューして使われたのは10頭に満たないかな?
オープンまで、行ったのはキョウワアリシバだけでしょ。外国馬扱いは当時はクラシックは、出れなかったね。そこそこ話題になってたかな?
この馬の戦績で、とってもとっても面白いのは、
札幌の2600メートル
をレコードで、10馬身ぶっちぎり
っていう戦績
つまり、この異質だけれどもスクリーンヒーローの飛躍のきっかけとなり、またゴールドアクターの飛躍のきっかけとなった、特殊な距離を無類の強さで勝ってるってこと。
当時、
「この馬のスタミナは凄いのでは?」
という説もあったが、2度と長距離は使われなかったとのこと。
もっとも、当時は今のように外国産馬でも、出走できるGレースは多くなく、ことのほか天皇賞を頂点とした長距離カテゴリーは、内国産の聖域だったような気がする。
キョウワアリシバが長距離適性を世の中に誇示できる舞台が、もし、当時あったら(外国産馬の出走可能レースがもっとあれば)、キョウワアリシバの種牡馬としての発展も
あるいはあったのかもしれない。
そういう意味では、この馬の満天下には知らしめることのできなかった長距離適性が、これだけ希少な産駒の中から
グランプリを制する
という形になったことに、驚嘆を隠しえない。
あれだけ、血眼、遮二無二、血統配合論が研究され、何十万回というトライアンドエラーが繰り返されているのに、
種付け料が安かった
という理由でスクリーンヒーローが選ばれ、芝の保守本流路線は厳しいから障害入りした二束三文の牝馬に
障害馬を育てるために種付けされたのに
それが、3〜4世代、数万頭の最大目標である、有馬記念を勝ってしまうんですからね。
さあ、妄想は今から
次の投稿で書きます。