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2018/01/21 09:27

ゴールドアクターの血のロマン

母の父
キョウワアリシバの父

アリシーバ

アメリカの年度代表馬ってことは書いたけど、この馬の父は、やはりアメリカの名馬で

アリダー

っていうんだけど、現役競走馬時代は、3冠馬アファームドのライバルであり、種馬としては、リーディングサイアーにもなった。

そのアリダーの代表産駒であり、サンデーサイレンスの生涯のライバルだった馬が

イージーゴー

という名馬。我が国でこそサンデーサイレンスの知名度が圧倒的だけど、アメリカでは、

名馬にして、名種牡馬の

アリダーの息子にして、

母系は、筋金入りの世界的繁栄系統の1号族ラトロワンヌ(アメリカの名馬バックパッサーの近親)

という超名血のイージーゴー

こそがチャンピオンに相応しい!という雰囲気が支配的だったという。
米国史上最強とさえ言われ続けている「セクレタリアト」の再来とも言われるほどの評判馬であった。

3冠レースの初戦

ケンタッキーダービー(2000メートル)では、イージーゴーアが一番人気だったが、ここでサンデーサイレンスに2馬身離される2着。

2冠目のプリークネスステークス(1911メートル)でも、サンデーサイレンスに敗れるが(ハナ差2着)、

3冠目のベルモントステークス(2414メートル)では、サンデーサイレンス

8馬身もぶっちぎって

返り討ちにしている。つまり距離が伸びさえすれば、素質はこちら!というのを突き付けたわけである。

そして、この選手権距離における強さ、我慢強さこそ、上記した

ラトロワンヌ(1号族〜1S)

の特徴なのである。

このイージーゴーアと同じ父である

アリダー

を父に持つのが

アリシーバなのだけれども、

イージーゴーアの血統的な特長というか、優位性、誤解をおそれずに言えばサンデーサイレンスを距離伸びてから圧倒したスタミナを含めた強さは、母系からのラトロワンヌの血であり、バックパッサーの父系からのメノウの血なんだけれども、

ゴールドアクターは、このアリダーの血を母の父アリシーバを通して受け継ぎながら、

一方で父スクリーンヒーローの祖母ダイナアクトレスからは、

ラトロワンヌ、メノウ

という、イージーゴーアという名馬をアリダーと共に作り上げた構成要素を受け継いでいるのである。

そしてっ!

これはもう狙ったものでないことは、居城さんの「単に障害馬を育てたかった」というささやかな願いの言葉から明らかであり、偶然であることは必至なんだけれども、

そうした

サンデーサイレンスを距離伸びてから圧倒するイージーゴーアの姿が作られながらも、スピードで秀でていた

サンデーサイレンスの血は

しっかりとスクリーンヒーローの母の父として持っているという・・

何とも言えないこの偶然なのか・・
それとも居城さんは、このあたり机上だけのロマンとして、インタビューで口にされる現実的なこととは別に「ほくそ笑んでおられたのか?」

もう今となっては、故人となられた居城オーナーに真意を確認することはできない・・

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