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2018/02/28 23:52
ワグネリアンに感じる早熟性
ワグネリアンの東京スポーツ杯で、それまで感じていた父を彷彿とさせる直線での弾け方の凄みに・・
「100個くらい疑問符」がついてしまったことだけは、書いておきたい。
東京のラストの直線で、デビュー戦や2戦目で感じた躍動感、ディープっぽさが、微塵も感じられなかったことが気になっている。「もしや早熟?」と。
2着以下のその後も酷いし、ワグネリアンの走りも「のっぺり」していて淡白だった。
ラスト1ハロンは、
「12.0」と超平凡だし、
2着ルーカスは、暮れの2000mでボロ負け。3着馬は2桁着順・・
4着以下の馬も、その後鳴かず飛ばずで、時計もレベルもラップも、「う〜ん」、と、唸らざる得ない凡庸なもの。
私が感じてたワグネリアンの潜在能力ならば、ラストは
11.2〜3で、ルーカスを「持ったまんまの馬なり」で、7〜8馬身ぶっちぎっくるイメージ。それなのに実際は「しっかり追って」の12.0で3馬身差でしかないと、「5馬身超のギャップ」だ。
デビュー戦も2戦目も見た目も数字も秀逸だったし、東京スポーツ杯は、初の長距離輸送だったり、完調ではなかったかもしれないが・・
東京スポーツ杯のラップを凡庸とする根拠について、ご納得いただける材料を出しましょう!
ワグネリアンが「東京スポーツ杯」を走った日の「net競馬馬場指数」は
−8
ダノンプレミアムが「サウジアラビアレーシングカッブ」を走った日の「net競馬馬場指数」は
−7
後者は、雨の直後の影響が残っていたと記録されており、10月初旬の「夏に芝を休ませた直後の良好な馬場」とはいえ、時計はかかっていたと記録されてます。
まあ、馬の成長が短期間でも顕著な時期であり、11月後半の東京スポーツ杯と、1秒当たりの額面時計価値は、ほぼ同等と見ていいでしょう!
それでは、そういう前提(時計価値は同等)で、2つのレースのラップを比べてみましょう。
ワグネリアンのラップは、東京スポーツ杯1800mにおける「1600mの通過タイム」と、ラスト2ハロンのラップで、ダノンプレミアムのラップは、「1600mの走破タイム」と、ラスト1ハロンのラップだが、怒涛の追い込みを見せた2着ステルヴィオのラップをカッコ内に併記しますよ(ラップの一部は、ビデオからの推定値)。
【ワグネリアン】
1600m通過
〜1.34.6
1400〜1600mラップ
〜11.2程度 → 1400通過 1.23.4
1600〜1800mラップ
〜12.0
【ダノンプレミアム(ステルヴィオ)】
1600m走破タイム
〜1.33.0(1.33.3)
1400〜1600mラップ
〜11.7(10秒後半 ) → 1400通過1.21.3
1600〜1800m追加したら?
〜???(ステルヴィオは、楽に11秒前半)
どうだろうか?
ダノンプレミアムは、すっ飛ばしていたので(1400通過タイムが2秒超速く、12馬身程度前を走っている猛烈ペース)、ラストのラップは11.7(それ自体強烈!)だが、明らかにステルヴィオに猛追される失速状態でのゴール前だったので、そこから、あと200mを、ワグネリアンの東京スポーツ杯での1600〜1800ラップの
12.0を上回る11秒台が可能
とは、私は言えないと考えてるが(上述の推定値は???と記載)、
ステルヴィオは、10秒台は出ていたと思われるラストラップとゴール前の勢いからは、あと200メートル
11.5以内は楽々
だったと思われる。
そして、このラップをワグネリアンのものと並べると、こういうこと
ワグネリアン 1.34.6〜12.0 → 1.46.6
ステルヴィオ 1.33.3〜11.5 → 1.44.8
1800を一緒に走ったとしたら、ゴールまであと200m残した1600m通過地点で、ワグネリアンの1.3秒前方(7〜8馬身程度前方)を走っている
ステルヴィオが、
そこから、更に
0.5秒突き放して(3馬身突き放す)
10馬身差で圧勝する
程度のタイム&ラップ差です。
まあ、机上の計算ですから(笑)、ここまでの差があるかどうかは、なんなんですけど、東京スポーツ杯のワグネリアンに凄みを感じなかった理論的根拠にはなるし、
何より東京スポーツ杯の2着以降の馬の次走以降の着順・パフォーマンスを見るにつけ、このタイムシミュレーションによる能力推定は、
あながち大袈裟な過小評価でもないような気がするが、いかがですか?皆さん。ワグネリアンは、ラスト流していたわけでもなかったことも付記しておきます。