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2018/04/01 11:18
大阪杯〜サトノダイヤモンドの戸崎騎手
ひとことで結論を言ってしまえば、
戸崎ジョッキーは、
ミスをほとんどしない超効率的、合理的な騎乗をするジョッキーで、馬は最短距離を通れるし、疲れも最低限で済むし、
一番向くのは、「平均はやめのラップが継続するレース」で、ミスやロスがマイナス材料になるレース。
そういうミスを最小限にとどめることができるので、結果的に勝ちが増える。
つまり「小回り」で先行タイプが一番ベストってこと。
この逆の
直線が長く、「敢えて貯めて貯めて直線に貯金した脚をぶっぱなす!」的なレースは「得意ではない」というより「これまで大井競馬や南関東ではやる必要も意味もなかったし、中央でのリーティングをとるためにそれは必ずしも必要ではないから」やっていない!!
というところか??
これは事実です。
もう彼も中央に参戦しはじめて、そして移籍してから、相当の信頼を集め、相当の有力馬に乗る機会も増えてきましたが、そのG1勝ちの数や中身を見てみましょうか?
G1勝ち数
6勝です!
内訳は・・・
ストレイトガール(マイラー、スプリンター)での
3勝
中身は
1200M
スプリンターズステークス
1600M牝馬限定
ヴィクトリアマイル連覇
あとは、
2歳G1の牝限定のマイル1600M
レッドリヴェール
それから
安田記念1600M
リアルインパクト
そして残り1つが、
無敵の女傑
ジェンティルドンナの有馬記念
ですね・・・
これ、このようにG1の勝ち数や中身は、その勝利数のインパクトからは到底考えられないような
地味さ
でしょ?これが彼の南関東で勝ち星を稼いできたことを中央でも、ほぼそのまんま実践していることの何よりの証左なんですよ。
私は安藤勝己ジョッキーが中央で乗り始めたときに「化け物!」だと思いました。なんでももってきちゃう。死んだふりから物凄い脚を繰り出してくる。
この馬にこんな脚あったんか?
っていう眠っていた馬の潜在能力を呼び覚ますテクニック。
そして、それは内田博も似たようなものがあったね。彼もなんでももってきてしまった。小回りとか芝とか関係なく、「タメ」させて爆発させることに関してはこの二人は、ちょっと次元が違った。中央で言ったら横山典くらいだろうね。この2人に伍すのは。あと武豊は多少テイストが違うけど、彼もそう。あと岩田かな。。。
でも戸崎にはそういう凄みはもともとない。南関東で内田の天下だった時代から私は戸崎を見てきたけど、、、、
到底、内田の後継者
という雰囲気ではなく、内田が大人の天才マジシャンならば、
戸崎は、通信簿がオール4の高校生くらいの違いがあったよ・・・
ただね、戸崎は本当に真面目で、丁寧で人格的にも素晴らしいと思う。それは見ててかわる。表情から礼儀から。。。乗り方から。で、ミスがなければ、誰からも愛されるよね。
でもG1で「馬の潜在能力を引き出す」っていう作業と、そういうことは別のことだからね。。。
長くなって字数制限ひっかかりそうなので、続きはこのあとで投稿