ミルコデムーロの恐ろしさ

福永は上手いのよ

何が上手いかって、馬をしっかりスタートさせて折り合わせて、伸ばしてくる丁寧な乗り方。

完璧でしょ。

でも、所詮は全体の流れに「乗っただけ」のレース。

福永の意思は皆無に等しいよ。もちろん概ね「こんな流れかな？」と、読んでいた上での立ち回りなので、

悠々合格点だし、

今日テン乗りだったこと
枠順
馬の実績振り返れば

１００点に近い騎乗だと思う。

ミルコの恐ろしいところは、ハッキリ言えば今日は福永に全てが嵌った日だよ。

それを動いて、他を動かして、自分の意思でウマを勝たせたからね。あれはないよね。

序盤しばらく１２．４#１２．４が続き、
１０００通過が

１分１秒の場内アナウンスがあって、

「あ、後続、終わったな」

と、誰もが思った瞬間、

スワーヴリチャードがスルスルスルスルだもん。

そこから１１秒前半ラップ継続。

逆に前が死んだよね（笑）

ま、アレがあったからこそ福永も来れたところはあるけど。

いや〜。
あの度胸。しかも馬をラストまでもたせちゃうんだもんなあ。

四位を降ろしたことをいろいろ揶揄する人いるけど、誰あろう四位が

右回りはまるでダメ

と、言い続けた張本人だからね。

これはもうグウの音も出ないし、ミルコには何一つ適わないって構図になっちゃったよね。

とにかく驚いたし、今後ミルコだよね、やっぱり。