4046件のひとこと日記があります。
2018/04/05 11:47
桜花賞〜タイム至上主義ではなくて!
私がタイム至上主義ではないけれども、限界時計を殊更取り上げる理由は、こういうことです。
まず、予想段階において、そのレースに出走するサラブレッド達は、レース経験数が違うし、その段階での肉体完成度に合わせて厳しい鍛錬を課してない厩舎もあれば、逆もある。
どういう距離まで活躍の場を伸ばしたいか?によっては、目先のレースの距離でのベストな戦い方(短ければ押して行く)は、したくないかもしれない。
だから、ある時点でのタイム実績なんて、比較尺度にするのは全く無意味なことです。
そういう意味では過去の走破タイムにはあまり意味は無いと思ってます。
ただし、マークしている時計が
3歳の春にして
1分32秒5
とかなら話は別ですよね。
何故かというと、どれだけ馬場が良くても、その時期にその時計を出すのは、ごく限られた有能なサラブレッドだからです。
そして、そういう判断は、全体時計のみでなく、
走破時計とラスト1ハロン〜2ハロンのラップによっても推定が利きます。
例えば走破時計は
1分33秒5だけど、
ラストは、
10.9
ってことになると
まあ、
1分32秒前半は行けるな!
という判断はつきます。
逆に全体時計が
1分33秒5でも
ラスト
12秒8とかならば、
馬なり楽勝でない限り完全にバテてますから、その走破時計は、多分能力1杯ですよね。
で、桜花賞が時々難しいのは、最有力メンバーがチューリップ賞に揃って出てきて、全馬権利があるから、どスローで流れて、ゴール直前まで腹の探り合いになり
1.35.5
で、ラスト
11.5
とかになると、
これ?桜花賞通用するの?みたいな時計至上主義派が闊歩して
1400トライアルを
1.21.0
で、突き抜けた馬が
あと12秒足せば勝てる
みたいになって、人気割れるんだけど、何しろ高価な良血サラブレッドは、オークスも視野に入れてるので、いちいちトライアルごときで
1分32秒後半
とか、マークしには行かないから(笑)
でも、そういう素質馬はフォームとか、スタートの反応とか、中間の僅かなラップと調教、血統で、
あ、この馬は限界時計近く行けるな
ってのが、わかるんですね。