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2018/04/11 20:33
エポカドーロの血統〜1号族祭りの構成!
長らく私のひとこと日記をお読みいただいてる方には
またかよ・・
いい加減にしてくれ
と、言われるかもしれないので、あまり母系ファミリーナンバーに予想上の重きを感じない方は読み飛ばしてください。
初めての方、興味のある方向けです。
1900年頃ですかね?当時サラブレッドの能力に遺伝的に大きな影響を与えているとされていた母系(五代血統表でいうと、1番下の母の母の母の・・という最下段のライン=ボトムライン)ごとに、
どの母系から1番活躍馬が出ているか?
を調べて、最も活躍馬を出している母系から順番にファミリーナンバーを付していったのです。
つまりファミリーナンバー
1番の
1号族
が一番多く、イギリスダービーとか、オークスとかを勝ってたんですね。
このnetkeibaの五代血統表にも、そのファミリーナンバーが掲載されていますよ。じゃあ、近代でも
ファミリーナンバー1から
一番多くのビッグレース勝ち馬が出ているか?というと、そうはなってません。
ひとつには、分類した当時から、様々な交配、淘汰がおこなれたことで、一部のファミリーナンバー間で逆転があったことがありますが、もう1つは劇的にスピード化が進んだことでしょうね。
スピードよりもスタミナが重視されたコースコンディションの時代には、有酸素運動能力が名馬のキーファクターとしての重要度が高かったわけだが、その有酸素運動能力の肉体上の決定的な要因は、馬の中にあるミトコンドリアということが生物学的にというのか、運動生理学的にというのか、証明されていて、
そのミトコンドリアの形質や量、つまり有酸素運動能力は、母系からしか遺伝しないことがわかっていた。
これは芝の重さや軽さ、距離など人為的に変化する競走条件とは別の次元で、揺るぎない事実であり、今の時代でも
スピードよりもスタミナが必要な流れになったら1号族の、大してスピードのない馬が、スタミナにものを言わせて激走する!ってことがときどき起こっている。
と、わたしは思っている!
例えば、1号族のライスシャワーがミホノブルボンを菊花賞で串刺しにしたこと。
例えば、1号族のライスシャワーがメジロマックイーンを天皇賞で串刺しにしたこと。
例えば春の天皇賞で
3頭の1号族がワンツースリーフィニッシュしたこと
ライスシャワー、スクリーンヒーロー、ハギノハイグレイド(2着はスクリーンヒーローではなく、ステーチャンプの誤り)
例えば菊花賞で
3頭の1号族がワンツースリーフィニッシュしたこと
ザッツザプレンティ、リンカーン、ネオユニヴァース
例えばダービー馬に1号族の勝ち馬が多く、また、超人気薄の穴馬も多いこと。
サニースワロー
22番人気2着
ライスシャワー
16番人気2着
サーペンアップ
11番人気3着
フサイチコンコルド
7番人気1着
サニーブライアン(スワローの甥)
6番人気1着
その他勝った馬は
ネオユニヴァース
マカヒキ
タヤスツヨシ
ディープブリランテ
アグネスフライト
あと、メイショウサムソンの勝った年の2着、3着は、4#7番人気馬が、やはり1号族(アドマイヤメイン、ドリームパスポート)
ネオユニヴァースが勝った年の3着ザッツザプレンティは、7番人気
エイシンフラッシュの勝った年の五番人気2着のローズキングダム
キズナの勝った年の八番人気3着のアポロソニック
オルフェーヴルの3着、八番人気ベルシャザール
枚挙に暇がないくらい
スタミナ戦になって穴馬が突っ込んでくると、
1号族が多いのは決して偶然ではないよ。
2000メートル飛ばしっぱなしの皐月もご多分にもれないよ。
それは、またあとでね。