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2018/04/12 07:35
私は血統至上主義ではない!〜それでもなおファミリーナンバーの重要性
私は血統でのみ馬の競走能力が決まるなんて、これっぽちも思ってませんが、血統知らずして儲けることは、とても難しいことです。
もし良血馬は、何でもかんでも走る!
という考え方に立つと、サラブレッドって、産まれた時点で競走成績が決まると言っているのと同じですよね?
でも、私はそんなことは思ってないし、言ってもいない。
サンデーサイレンスが年間
160〜170頭産まれる中、
スターホースは、僅か数頭でしょうし、重賞勝てるのさえ、20頭いるかどうか?でしょ?
つまり軽く100頭は
良血と、
いわれながら日の目を見ないわけです。
じゃあ、なんのために血統を見るのか?母系ファミリーナンバーも含めて?
という問いに答えるとすると・・
「おっ!この馬強いかも?」
って、下級条件とか前哨戦とかを、本気を出してない段階で感じたときに、
まだその馬が全国的にメジャーになっていないときに、
次のレベルが上がって、他の経路からもたくさんの「強い」と目されてる馬が出てくるときに、
通用するのかどうか?
を推定するためのリトマス試験紙みたいなもんですよ。
つまり
「馬体もいいし、フォームもいい。ただ、相手が弱かったしペースも遅いし、雨で重馬場だったからタイムも低調。通用するか微妙やな?」
って、時ですよ。血統の知見の活用タイミングは!
そんな時に
「でも、加速モードに入ったときに、フォームが並の馬ではないし、その瞬間のラップだけは尋常じゃねえな。すげえ名馬の血が母系に流れてるんじゃねえか?」
ってときですよ。
もちろん、どういう生産者か?どういう厩舎か?っていう素材を更に大切に育てる力があるかどうかは併せて見ます。
そういう中で、次の1戦におけるパフォーマンスの上限、見えてない可能性を推定するための情報です。
だから、全然、実戦で走らない馬を
「良血だから、必ずいつかは・・」
と、あてもなく未練がましく追いかける血統至上主義とは、一線を、画してますよ。
そして、上記したように母系を見ることに意味があります。
なぜなら父系統は誰もが新聞で見れるメジャーな情報だから、なんの差別的価値も産まないし、それに、くどいくらい書くように、
サンデーサイレンスモ、キンカメも、同期に
300頭はいるので、それをもって良血と区分したところで、回収率に寄与するような好走率を300頭のトータル結果に求めることは無理でしょ?(笑)
それにサラブレッドの持久力に関しては、父より母系ミトコンドリアに依存することは、生物学的に立証されてるので!
そして、何よりアーモンドアイがいい例じゃないですか?
誰もが走りそうかな?
とは、思っても確信が持てなかったから、歴史に残るクラスの強さなのに、
二番人気にとどまったでしょ?
それを、私は、これまた歴史的な強さを誰もが疑っていなかったラッキーライラックを
並ぶまもなく差し切るだろう
と、予言しましたよね?あれは、賭けでないんですよ。強さを数字と馬場と、ビデオで、フォーム見て、厩舎見て、騎手を評価した上で、血統をもって確信したんです。