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2018/04/17 12:43
サンリヴァルをデビュー戦から追ってみよう!
書く前から、私は、ほぼある結論に達しているよ。それはね、今回のサンリヴァル軽視の本質的な原因は、
昨年からの2歳新設G1レース
ホープフルステークスが、
思いのほか、冬の中山のタフな馬場で、多くの有力馬に疲労を残し、
結果、3歳になってからのホープフルステークス上位馬の戦績が、その疲労を引きずり、みっともない結果になってしまったことで、
ホープフルステークスのレベルが低いんじゃないか?というマイナス先入観が入ってしまったことが全て。
つまり、
若葉ステークスで惨敗するようなタイムフライヤーが勝っちゃって、共同通信杯で惨敗するようなステイフーリッシュが3着のなるんだから、
ホープフルステークスは、全体レベル自体が低く、そこで4着の
サンリヴァルじゃあなあ・・
ってこと。
ところが!
ホープフルステークスの馬場が鬼のように重くて、体力を奪い疲労を残すものだったとしたら、
9月末からの3ヶ月の休み明けで、まだハードトレーニングもできない2歳の若駒サンリヴァルが、果敢にハイペースで飛ばす逃げ馬をつつきいて、序盤、飛ばしまくって、
10秒台のラップを刻めば・・
そして全体ペースがきつければ
後方馬群に沈んでもおかしくない!
にも関わらず・・
2.02.0の4着に留まり、
ラストは13秒前後におさめたわけだが、これがどれほどの価値があったかというと、ホープフルステークスと同日の古馬500万下のラップと比べれば一目瞭然だ。
古馬500万下
12.5-11.0-12.4-12.0-12.0-11.5-11.9-12.3- 12.8-13.1
勝ち馬は 2.01.5
このタイムは1着馬が後続をちぎり捨てたもので、
2着馬は 2.02.7
2着以下の馬のラストラップは
14秒超で、7着〜8着あたりの
2000メートル持ち時計
1分59秒台の馬でも
15秒超過!
ホープフルステークスは、
12.5-10.8-12.5-11.8-12.0-12.3-12.6-12.8- 11.9-12.2
と、1200〜1400までは、酷似したラップ。
勝ち馬は 2.01.4タイムフライヤー
2着馬は 2.01.6ジャンダルム
4着サンリヴァルは
2.02.0で、
ラストラップは、推定13秒前後
古馬500万下で、飛ばした馬(サンリヴァルは、もっともっと飛ばしてる)は、2000メートル、2分フラットを切る持ち時計があるが、その馬が2分3秒オーバーの走破時計で、ラストラップは、15秒かかってしまう超タフな馬場で・・
序盤で10.8という鬼のようなラップを刻んでしまえば、休み明け2歳の若駒にどれだけの負担がかかるから自明で、
よくぞ4着にふんばったし、ラスト13秒は、立派で、この数字や着順は、皐月賞でのパフォーマンスを予測する目的でこの馬の力を測ることに使うべきではない!
と、改めて思う。
実際、ホープフルステークスでサンリヴァルの前後を進んでいた馬はボロクソに負けている。
そして、タイムフライヤー、ステイフーリッシュは、このタフな馬場で、ラスト12秒前半という過酷な力の絞り出しをしてしまったわけで、足元にも負担をかけてしまったわけで・・
ばててしまったが故に足元に負担のかからなかったサンリヴァルとは異なり、
デビュー直後から鍛えに鍛える松田国さん、矢作さんのところの馬だから、累積疲労が、ここで弾けてしまったのでは?もっともG1だから遮二無二はなるよなあ、とも思うけど、皐月賞、クラシックに向けて、どうだった?そこから下がり目になる予兆は見て取れるかも、
という見方もできる。
よって、まずはサンリヴァルについての2才は、新潟、中山の
なかなかラストのキレに見どころのあった2連勝のみを評価対象にすべきだったといえる。
時計の目立たない2歳G1の4着をあえて評価するなら
「なかなかのスタミナ!」
というプラスであっても、決して弱いとか、時計が足りないという評価をすべきではなかった!
そうみれば、ジャンダルムに暮れの中山2000で、単に2馬身も突き放された弱い馬なんていう間違った先入観は、刷り込まれないわけで、そうすれば
またまた休み明けの
弥生賞の4着の評価は
大きく変わってきたのだと思う。
昼休みの数分を使って書きましたが、続きは夜に!弥生賞の評価と、私の藤岡兄アレルギーについてコメントします。