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2018/04/20 12:49
「ノースリバー」という馬
ちょっと想像してみて下さいな。
父親がディープインパクトの牝馬で
ノースリバー
という名前のサラブレッドが、
デビュー新馬で、重馬場1800というタフなコースで男馬との性別混合に挑んで
見事に勝って!
2戦目はクラシックトライアルに向けて、毎年それなりの有力馬が集まる、
やはり牡牝馬混合の特別戦で
雨で馬場が重くなったマイル
15頭立てで(牡12頭、牝3頭)
果敢に先行して、一旦先頭に立つ勝ちに行くレース運びで
3着!
勝ち馬は皐月賞レコードタイム勝ち馬
で、1馬身3/4
2着馬は次走で、不良馬場の重賞をぶち抜ける、生粋の重の鬼で
前出の皐月賞レコード勝ち馬と、同年に3歳の身で古馬混合マイルG1を制してしまうトップホースを負かしている。
つまり重賞勝ち同然の価値ある3着!
3戦目は、重馬場激走の疲れを取るために、一息入れての桜花賞トライアルで、
5着ではあるけど、
3着馬との差は僅か
0.2差で、走破時計も1.33.8と、上々だし、その3着馬は桜花賞2着馬で、秋華賞も2着。
桜花賞本番は、トライアルで権利を取り損ね、使いたくない1800メートルを逃げ切り勝ちしての強行軍参戦。加えて、不利な18頭の大外枠18番ゲートから重馬場でスタミナを消費する逃げを打ったので、7着とふるわなかったが、
ローテも踏まえれば、標的にされるレース運びをせざる得ない中で、後の秋華賞馬である6着馬とは、僅か0.2差だし、後のNHKマイルカップ馬である5着馬とは、0.4差は、立派の一語。
オークスはパスして、夏の新潟芝1800メートルの古馬1000万下を、無難に好時計1.46.3で2着したあとで、
ローズステークスを
1.45.7
という秀逸な時計で2着したこのディープインパクトの牝馬
ノースリバー
という名前の馬にどういう印象をもちますか?
かなり強い馬だと思いませんか?
クラシック桜花賞は、ローテが厳しかったし、「逃げ戦法」に拘ったのか、「差しを覚える期間の余裕がなかった」かは、わかりませんが、恵まれた展開とは言えない中での7着。見た目の着順はもうひとつのでしたが、いろいろ踏まえれば、上位馬のその後と、着差を踏まえれば、優に牝馬同世代の1線級であることは、示したでしょう!
その桜花賞は、その後にオークスをレコード勝ちするような断然の一番人気馬ですら、ラスト失速して3着と本当にスタミナを食う重い馬場で、
ノースリバーも、大外から逃げて残るなんて至難の業だったしね。
G1秋華賞トライアルでの好時計2着で、本番秋華賞も期待されたが、
物凄い量の雨に祟られ、またまた逃げ切るのがつらい極悪馬場で逃げさせられて大健闘の5着。
3着馬が次に古馬混合G1を制し、
逆にせり潰して7着に退けたのは、NHKマイルカップ馬。
胸を張って
牝馬G1クラスと言っていい。
この不良での果敢な逃げは当然かなりの疲労を残し、3ヶ月程休むことになり、その休み明けが古馬のバリバリのオープンマイラーとの1600メートル戦。
本当に馬場に恵まれずまたまた極悪馬場で、逃げさせられて10着は休み明けであったこと、初の男の古馬たちとの重賞級の、しかも流れの速いマイルなら当たり前!
人気を落とした次走の
牝馬限定G3の1800メートルは、
楽に先手を取って、最終コーナーでは、後続に「おいでおいで」で、引きつけておいて、突き放す大楽勝!
こうして書くと、この
ノースリバーというディープインパクトの牝馬、
中距離なら古馬牝馬では、相当な強豪でしょ?この馬が、福島小回りの
ローカルG3で、
12頭立てで、
4番ゲートからで、
負けると思いますか?
ちなみに相手の中に重賞勝ち馬はG3馬は2頭ですが、共に牝馬限定重賞だし、共に一勝のみ。
そのうちの1頭は、ノースリバーが、前走で楽々突き放して、0.3差
4着
に負かした馬。
底力で、2枚3枚抜けた存在のノースリバーだが、加えてスタート力が圧倒的で、小回りで、尚更差が広がるわけで、
もう勝ちしかないでしょ!
まあ、単勝
1.5〜1.6倍が妥当だよね。