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2018/05/04 20:42
もう一度、3歳マイルの本質を検証しようよ!
国内競馬において、
3歳の5月のNHKマイルまでの間に記録された1600メートルのベストタイムは、
2002年のニュージーランドトロフィーで記録された
1.32.1
タイキリオン1着
同タイム2着がサーガノヴェル
サーガノヴェルが、デビューのダート1200メートルをブッチギった後、
芝1200重賞の2戦を共に
1分7秒台で連勝した後に、勇躍臨んだマイル戦であり、サーガノヴェルは、1200メートルを、いつものように
1分7秒台で通過して、逃げ切りを図ったもの。これを結構多くの馬たちが「割りと接近戦で」マークしたもんだから、馬場の良さも手伝って・・
凄い時計になったもの。
1.32.1
五着までは、
1.32.5以内であり
改めてマイルまでなら、オープン馬であれば、3歳なら、流れ次第で、この程度の時計は出るってこと。ましてNHKマイルが目の前に控えた4月だし、暖かくなり仕上げも進み、五千万もの賞金レース。本場NHKに準ずるタイムも出ようというもの!
これに次ぐのは、
2歳未勝利戦で、
ミッキーアイルが、自身の2戦目でマークした(デビュー戦は2着)
1.32.3!
このとき2着以下は5馬身ぶっちぎっており、1分32秒台走破は、ミッキーアイルのみ。
僅か2歳でのタイムだ!
ミッキーアイルを凄いと見るのか?
マイルまでならデビューしたてでも、素質だけで、
限界時計
に近いタイムは出るってことなのか?
次は、
2歳2月のクイーンカップ
メジャーエンブレムのぶっちぎり
1.32.5
やはり5馬身ぶっちぎり
ラスト流して11秒台
次点は、
チューリップ賞のワンツー同タイム
1.32.8
シンハライト
ジュエラー
この2頭のラスト2ハロンは、
10秒後半のあと11秒前半
だから1分32秒前半は余裕
メジャーエンブレムは、NHKマイルを制し、ジュエラー、シンハライトは、ワンツー入れ替わるが
桜花賞同タイムワンツーフィニッシュ!
G1仕様にみっちり仕上げる前の前哨戦で、1分32秒前半クラスなのだから、
なんとなれば
1分32秒を割ってくる
のが、世代ナンバーワンの力であり、そしてミッキーアイルの未勝利戦や、メジャーエンブレムの極寒の2月の
1.32.5
を見るにつけ・・
2000や2400あたりの
鍛錬や教育が必要な距離と違い、素質馬が素質を出し切れば、出せちゃう!
という気はしてる。
折り合いがあんまりつかなくても、とか、荒削りな走りでも!
という意味でね。
それは、タイキリオンという当時9番人気でしかなくて、
1.32.1
というより驚愕のタイムをマークしながらも、その後は・・
本場NHKマイルは、1分35秒2で、2.1秒の大差14着惨敗し、中央の平地競走で、
一勝もできなかった!
のを見ると、そう思ってしまうし、デビューわずかし経っていないミッキーアイルが
1.32.3をマークしながらも!
決してNHKマイルを大楽勝できたわけではない!
というのを見ると、やはりそう思ってしまう。
強い馬が差してくる安心感よりは
あ〜っ!
なんで〜っ!
っていうケースがそれなりにあることを踏まえたアプローチが必要なんだろうな?と思う。
オブセッションが1800メートルで驚愕の2歳レコードを出しながらも
2000メートルのスローや2400メートルでは惨敗を喫してしまうというのも、
1600メートルなら素質で!
ということを強く感じさせる。