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2018/05/05 10:57
朝日杯検証〜レコードタイムの激流!
これが朝日杯のラップ
12.6 - 10.8 - 11.8 - 12.0 - 12.1
- 11.3 - 11.0 - 11.7
字面だけで評価すると、
2ハロン目の
10.8
は、かなり後半の脚(スタミナ)にくるハイラップ。
ただし、三ハロン目、四ハロン目に11秒前半になりがちなのに、そこは
11.8#12.0
と、抑え目。
ただし、このラップだと
「追加的な無酸素運動を強いられない程度の流れ」
でしかなく、到底、息が入れられるような流れではない!五ハロン目も
12.0
と穏当だが、
三〜四角中間で早々と
ダノンプレミアムが動き出す!
結果残り600メートルから
11.3#11.0#11.7
これはキツい!
端的に言ってしまえばダノンプレミアムに前にいた馬は、
史上最強マイラーに直線入口で!
「狩りに遭った」
獲物ようなもんで、そこからは、苦しみの中で、逃げ惑うのみ。
そもそも、このレースをスタートから見てみよう。
まず、意識して前に行ったのは?
抜群のスタートを最内枠から決めた
ダノンプレミアム
6番ゲートから絶好スタートの
アサクサゲンキ
これを外から追いすがるのが
ファストアプローチ
結果、ファストアプローチが内からのダノンプレミアムの「圧(俺の前か?譲るか?というプレッシャー)」に押されつつ、アサクサゲンキに引っ張られるように一旦先頭へ。
先頭に立つ覚悟をしたファストアプローチの外から、「逃げ」の意を決したケイティクレバーがまくっていく。
2ハロン目の
10.8は、その影響
ファストアプローチは
11秒フラットくらいかな?
ただし、ケイティを暫くの間、追走しようという姿勢を見せて、騎手は抑え気味だったので息は入ってないはず。
終始インには
「手応え抜群の」
史上最強マイラーがチラチラ見えて、通常は、あまりにも早すぎる
最終コーナーに入るかなり前からの仕掛け。あのプレッシャーを凌いで僅差に持ち込めば、
ファストアプローチ自体が史上最強マイラーになっちまうわけで・・
ガタガタに崩されて当たり前で!
直線入口までのプロセスで、「行けなかったのか?」、「行かなかったのか?」は、分からないが、
ラスト300メートル位で、スパート体制をガッチリ固めてから追い込んできた馬たちと
ファストアプローチとでは、
中身が全然違うってこと。
ラストで、ドドッとファストアプローチに向けて群がった馬たちは、
百獣の王との戦いに果敢に挑んで散っていた勇敢な勇者に群がるハイエナにも似ている・・
ただし、タワーオブロンドンだけは別格。この馬は、確かに道中の積極性はファストアプローチ程ではなかったが、明確に妥当ダノンプレミアムを目論んだ早めの仕掛け、早めの抜け出し。
タワーオブロンドンは、こと1600メートル以下のカテゴリーならば、差されたステルヴィオよりは上だし、
僅差だった4着ケイアイノーテックとの差は限りなく大きいし、五着ダノンスマッシュとの比較は意味が無い!
おそらく
タワーオブロンドンと
ケイアイノーテックのと差が
ハナ差であり、上がりタイムは
タワーが、34.0
ケイアイが、33.8
ということで、上がりタイムもゴール前脚勢も勝るケイアイノーテックの方が、マイルの実力は上!
とか、
タワーオブロンドンに距離不安
って、声が上がっているが、とんでもない!!
まあ、東京1400の京王杯2歳ステークスG2を完勝した際の
全国ネットのテレビインタビューで、
ルメールが、
「1200の馬ね!」
みたいなことをコメントしたことも影響してると思うが(巷のタワーオブロンドンのマイルに対する過小評価)、
ダノンプレミアムがいなければ、私は図抜けた存在だと思うよ。
まあ、この続きは夜に!
タワーオブロンドン以外にも補正評価が必要な馬いるけど、
今日は京都新聞杯もあるから(笑)、一旦ね!