横一線サラブレッドの厩舎力について

一旦横一線と特定した下記６頭の厩舎力を見てみようか？ちょっぴり騎手力にも触れながらね

タワーオブロンドン〜藤澤厩舎(済)
デルタバローズ〜堀厩舎
ファストアプローチ〜藤澤厩舎(済)
ケイアイノーテック〜平田厩舎
カツジ〜池添厩舎
ギベオン〜藤原厩舎(済)

タワーオブロンドン、ファストアプローチの藤澤厩舎が図抜けた存在であることは触れたよね。

あとギベオンの藤原厩舎も藤澤厩舎と比肩するとつらいけど、楽々合格点の水準だし、何しろ最高の騎手

デムーロ

を配してきたからね。

ただしタワーオブロンドンとて、

ルメール

ファストアプローチは蛯名

蛯名、これ、後で触れるけど東京は鬼の中の鬼だよっ！

先週のゴーフォザサミットは、記憶に新しいでしょっ！ある意味、東京G1という括りなら

デムーロ、ルメールを超える！

といっていいかもね。

他の３頭に触れる前に結論めいたこと言っちゃうと、

タワーオブロンドン
ギベオン
ファストアプローチ

の３頭は、横一線とはいいながら、馬の質が６頭の中では、

ワンツースリーなのに、

厩舎力が抜きん出ていて、騎手も他とはまるで格差が違う心身共にG1ハンターなので、

ケイアイノーテック
カツジ
デルタバローズ

に逆転可能性は低いと思ってるんだけどね。

まずカツジ

池添厩舎

G１勝ちは

阪神２才牝馬の
ヤマカツスズランだけ・・

まあ、藤澤厩舎のG1勝ち数としてカウントしながら、ここでケチをつけたくはないけど、どこまでいっても、

超一流素質馬が出揃う前の２歳限定戦。それも馬を教育してマイラーを育てたというよりも・・

時計がかかる時代の阪神競馬場で、

５００キロ近くあるパワフル逃げ馬がスピードを覚醒させる時期を素質馬より数ヶ月早めて、

世界の名手マイケルキネーンの「炎の気合い逃げ」、で、他の騎手が何も出来ずに金縛りにあっただけだからね（笑）！

それにこのヤマカツスズランは後に２０００メートル重賞を逃げ切るようなスタミナ馬であり、キネーンの腕と気合いもさることながら、当時のキレを殺す阪神の重い馬場は、マッチしたよね。

あ、これは、私の勝手な個人的感想なので、関係者の方にはすみません。

それ以外、池添厩舎は、マイルの重賞といば、ヤマカツエースのニュージーランドトロフィーだけ。ヤマカツエースのNHKマイルカップは

１３着

う〜ん

どうかな？

２０年近い厩舎運営期間における
芝重賞勝ち馬は、カツジ以外、

ヤマカツエース
ヤマカツスズラン
メイショウベルーガ

の３頭のみ
(芝１２００ローカルG３で、タガノバスティーユ、ダートG３でタガノゲルニカ)

で、鞍上にはG１勝ちが

アルアイン皐月賞のみ

の松山

松山は、G2やG3に対象を広げても東京重賞勝ちはなく、東京以外の競馬場でのマイル重賞でも、

カツジのニュージーランドトロフィー以外だと、

クルーガーの読売マイラーズカップのみ。

もっとも昨年はポンセルヴィーソで３着に粘っているので、まるでダメとは言わないが、今年は有力牡馬の

厩舎手腕
騎手手腕

が一筋縄ではいかない強者揃いで、かなり厳しいように、私には見える。松山の手腕以前に馬の状態が、ね・・

悪いというわけではなく、東京の芝重賞を勝とう！という意識は、一般的に関西の中堅クラス厩舎が強く願うことは、日常あまりないわけで(そりゃあ、ホームグラウンドの京都、阪神対策をするのが当たり前！)、

そういう経験が少なければ、ノウハウも貯まりにくいわけで、

もちろん今回、カツジへの特別な思いはあるのだろうけど、結局、ものをいうのは

想い

ではなくて、実際に実践で生きる普段の調教だったり、コンディショニングだったり、仕掛けどころだったり、輸送ノウハウだったり・・

だから、
藤澤厩舎
蛯名、ルメール

藤原厩舎
デムーロ

ってな錚々たるメンツを目の前にして、カツジを買う気にはなれないよね