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2018/05/17 20:03

オークスで見落としがちなパターン

あのね

長めの距離で道中、12秒後半とか、13秒のハロンラップが何回も入ると、

どうしても全体タイムが見劣りして、

2000メートルだと
2分3秒台とか

2200メートルだと
2分15秒台とかね

これはね、拭いがたい競馬バカ(というか、馬券バカ〜もちろん私も)に染み付いた習性なんだけど、

その数字を馬柱の中に見るだけで

遅い

みたいな感覚もっちゃうんだよね。

でもさ、こうしてみるよ。

2分12秒8

って、3歳牝の春だと、オークス確勝クラスに思える

派手な時計だよね?

2.15.4

遅っ!

って感じだよね。じゃあさ、こうやって分解するよ。

2.12.8
=132.8

11ハロンで割ると

12.07だよね。

まあ、スタートでさ、
12.5
次のラップはスタートダッシュの惰力の影響で、12.0等速に落とし始めているけど、勢いが止まらない分11.5を刻んで、ゴールまで淡々とミドルハイで逃げたとしてさ、ゴールまでワンペースの等速とすると

そうすると
12.5
11.5

あとは、12.1を9ハロン連続

あるいは12.0を6ハロンの後に

上がり35秒チョイ(11.8平均の上がり三ハロンラップ)でもいいや。


要するに、言いたいのは、概ねレースを通して、12秒ラップ

時速60キロで走り続けた感じ。

じゃあ
2分15秒4の方はこうだとしましょう。

13.0 - 11.0 - 13.3 - 13.4 - 13.2 - 13.1 - 12.1 - 12.1 - 11.4 - 11.4 - 11.4

序盤2ハロン合計は、まああんま変わらないんだけど、13秒フラットと、遅めに出ておきながら、次が11.0と、チョイ急加速で、ラストには来そうな序盤。一応2ハロン合計ラップは

24秒で一緒ね

ただし、次から4ハロンが13秒チョイと、かなり落ちる。

で、次の2ハロンが12.0と、時速60キロペースになるんだけど、

最後3ハロンは

11.4平均だよね



じゃあ、すごく遅いラップに見える

13秒ラップだけどさ、

これ、時速にすると

55キロ位ね

ラストの11.4はというと

時速

63キロね。

2ハロン目の突発加速11.0は、

時速

65キロ強


じゃあ、こう書いたらどう感じる?


2.12.8の好時計は、

時速60キロまで加速したあと

ノーブレーキで、凄く燃費効率のいい惰力走行で走り続けた


2.15.4は、偉く見劣りするけど

まず、スタートをのそっと出たあと

急加速で、

65キロに一気に上げた後にブレーキで55キロまで落として、800メートル位走り、

そこから一旦

60キロに加速して400メートル走った後に、更に最終コーナーの走りにくいカーブで63キロに加速して、そこからラスト200メートルの急坂含む600メートルを63キロで走りぬく。

60キロ等速に比べると、ブレーキ、アクセルの繰り返しで燃費悪いよね。スタミナ食うよね。

それなのにラストの3ハロンは、2.12.8好時計レースより、5パーセントも速く、

13秒という遅い区間にしたって

60キロに対して55キロでしかなく、

ハロンラップから、我々が受ける遅いという印象ほど、遅いものでもなく!

そして何より急加速、減速の際のエネルギー消費を踏まえれば、このラップ比較で

2.12.8より
2.15.4の方が

かなり劣るとは、到底言えないでしょう。

この2.15.4は、

概ねロサグラウカ水仙賞のラップですよ。

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