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2018/05/25 06:29
とにもかくにも持久力!
オークスのゴール前を見ていてつくづく思ったのが、
2400メートルという距離が、サラブレッドの一般的な肉体や生理学的機能に対して!
どういうペースで、どういう作用をするのか?
ということを科学的に把握することが、とても重要だということ。
基本的に今までの取り組みが、そう言うアプローチから外れてるわけではないんだけど、
フローラステークスを非常に額面上、いいタイムで、余裕で走り抜いた
サトのワルキューレの
ていたらくを見るにつけ、
4月の東京の芝状態は高速馬場だったんだろうと思う気持ちはあるものの
2000メートルと
2400メートルの間には
結構大きな壁があるんだな!
ということ。
これまで言ってきたことだけど、
2400メートルは、
「生まれ持った」肉体的素養や運動能力だけでは、いかんとも克服し難い
鍛錬と、コンディショニング、そして当日の落ち着き
が、いかに重要なのかと。
直線でスピード能力に長けたサラブレッド質が次々に失速していくのを見るにつけ、そう思った。
決して要求された
道中スピードにしても、
直線の決め手にしても
尋常ならざる水準ではなかった。
ハロン平均は
12秒を僅かに超えていて、
ラストの決め手は
11.5#11.3#11.5
計34.3
なら十分勝利できた。
最初一ハロン
12.6〜7で入って、
12.1で8ハロン走り
上記の上がりタイム34.3
なら
2.23.8
勝ちタイム
つまり、マイルなら
このペース、上がりは、
1.35.3
1800なら
1.47.4
2000なら
1.59.5
そういうタイム
どのタイムも前哨戦で楽々と計時されているにもかかわらず
アーモンドアイ以外に
このタイムで走れた馬は1頭もいないし、四着以下は
ヘベレケ
だったでしょ?
要するに、これが2400メートルということ。つまり2000からの
追加の400メートルを
たかが
ハロン
12秒で、二つ余計に刻むことの難しさ
「ラストが11秒台だから、中間の2ハロンを12秒で追加で走れるから」
みたいな机上の予想タイムをそろばんはじきしている
安易な予想家がいるけど、
2400ってのは、そんな距離ではない。
サラブレッドにおける、
サラブレッドの肉体における
ハロン12秒ペース
というのは、どれだけ距離が伸びても無尽蔵に走り続けられるスピードではないということ。
なんとなれば
どんな馬でも
ハロン9秒台ですら可能性なのに、
12秒というかなり緩いペースになったとしても、これを
12ハロン継続するのは、
つまり
2.24.0!
マイル
8ハロン継続する
1.36.0
どんなクズ馬でも出せてしまうタイム!
とは、全く本質が違うことを肝に銘じないと、いけなくて、そして、それは、おそらく
1600と2400の壁だけではなくて、
2000と2400の壁
2200と2400の壁
も意識しなければならないのだと思う。