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2018/06/24 00:17
冷静に「比較」せよっ!
競馬の多くの予想家がそうであるが、
何か1頭の特筆すべき
能力
好状態
血統
を見つけると、
他のものが何も見えなくなってしまったような
盲目的な予想になる!
競馬ってのは、
その1頭が一世一代のパフォーマンスをして、好時計を叩き出すとか、驚愕の上がりを出すとか、
それを、1頭のそういうことを予見するのが、馬券の本質ではない。
複数の中で、どういう相対的位置にいて、ゴールを何番目に通過するか?
なんだわ。
そういうアプローチの前に馬場は、とても重要!
例えば!
2200メートルの世界レコード、日本レコード、
2.09.0
とか!
そんな時計が
1000万下条件馬とか、その程度の馬でも出せてしまう馬場だと・・
例えばサイモンラムセスが速めの平均ラップを刻み続けると、そういう時計が出てしまう位だと、何が起きるかわからなくなってくる。
何故かというと、
馬が脚を動かせる最高スピード自体は、超G1級の馬も
普通のオープン馬も
変わらない
それは、直線1000メートルの未勝利クラスで、
ハロン9秒台
が出るのに、ジャパンカップという最高峰レースの平均ラップは、
11.8
でしかない。
このことからわかるように
9秒台の最高速度を出せる馬でも、その最高トップ水準のスタミナ、スピード持続力をもった馬でも
12ハロン継続となると
11.8が限界なのだ!
2200メートルだって、
11ハロンだって、
せいぜい
11.6〜7が限界
つまり
2分9秒切るくらい
これが限界!
継続的にハイスピードで走ることでスタミナを削がれる馬場において
2200メートルを
11.6〜7なんかで飛ばせば、
ラストの2ハロンは
一流馬ですら
12秒台後半に達して、
せいぜい
2分11秒切るくらいだろう
でも、スタミナを全然削がない馬場だと
弱い逃げ、先行でも、
2分9秒台で走りきってしまえることもあるわけ。
日本の競馬史上最速は
グリュイエールの
2.09.9
ナンバー2は、
トーセンホマレボシが、
3歳春にマークした
2.10.0(ここから類推しても、古馬なら2分9秒程度やね)
グリュイエールの2着、トーセンホマレボシの2着も
それぞれ
2.10.1
2.10.4
といったなかなかのタイムをマークしているが、皆が誰でも知っているようなビッグネームではない!
ところが日本の2200メートルの最高峰である
宝塚記念の
最高タイムは
アーネストリーの
2.10.1
でしかないし、
オルフェは
2.10.9
だ。
ただし、オルフェの勝った年、
ダービー馬
エイシンフラッシュは6着で、
2.12.5
だし、
宝塚記念レコードで勝ったこともある
アーネストリーに至っては
7着で
2.13.2
前でレースを進めたアーネストリーのラストは13秒後半には達している
こんな馬場だと、2200メートルで条件クラスで
日本レコードと僅差の馬なら
2分15秒にはなろう
オルフェに3秒超
20馬身近くはちぎられる
でも、超高速馬場だと、そうはならない。
そんな馬が2分15秒から
5秒詰めて
2分10秒で走れても!
オルフェが
2分5秒で走れることにはならないからだ!