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2018/06/24 10:02
サトノダイヤモンドについて
まあ、とにかく強かった!
特に3歳の菊花賞〜有馬記念にかけてはね。ただし、その強さって、
あんまりディープインパクトらしさ的な強さじゃないんだよね。
皐月賞は、割と速い時計に苦慮してたし、菊花賞の前哨戦では、
ミッキーロケットの切れ味に
一旦は抜け出された!
私はこの時以来、ミッキーロケットの
素質は化け物クラス!
と、思い込み、買い続けてるけど、ようやく、それが間違いであることに気がついた!
私はサトノダイヤモンドが究極のディープ的な切れ味をもっていると思っていたからこそ、
これを、一瞬とはいえ、交わしたミッキーは、とんでもない切れ味の持ち主では?と、思っていたのだが、
ここまでミッキーにそういう片鱗は二年近く見られず、
実はサトノダイヤモンドの強さは切れ味ではないんじゃないのか?
という結論に至りつつある。
いや、誤解ないように言うと、サトノダイヤモンドの切れ味は間違いなく一流だけど、
一流の中でも、特にディープは、そういうところが抜きん出ていて、
パンパンの良馬場での直線における、一気の加速力は、半端ないものがあるが、サトノダイヤモンドは、そういうタイプじゃなさそう、ってこと。
まずは有馬記念でキタサンブラックを差し切ったレースを振り返ろう。
勝ち時計
2.32.6
と、レコードから3秒も遅い時計で、上がりも先行押し切り寸前でサトノダイヤモンドに交わされたキタサンブラックが
35.8
という、まあ、3000メートルクラスのスタミナ戦に似た流れだよ。
ラスト
11.7
12.1
という絶対ラップ値でもバテてるし、明らかな失速レース。
で、このラップで、坂の手前でサトノダイヤモンドは、一瞬
キタサンブラックに突き放されてる!
これは、誰も言わないけど、
そういう切れ味において、どちらかという「鈍重」気味の
キタサンブラック
にさえ、劣っているわけで、、、
それを最後追って追って追いまくって。
最後の最後キタサンブラックが急坂で、かなりの著しい失速を見せたところを
サトノダイヤモンドは、頑張り切ったってところ。
交わしたとか、差し切った
というより、
キタサンブラックが、
力尽きた
って、感じ。
まずサトノダイヤモンドについて、
短い方がいいかも?
という論調があるとしたら、それは違うと思うよ。スピード戦やら、他の馬の脚が残る負荷の低い決め手比べは決して得意ではない!
実際、大阪杯は、かなり物足りなくて、追い出しが遅れたのは認めても、
外に出してからは十分脚を伸ばせるスペースはあったのに、
ほぼ同じ位置にいたミッキースワローに、一気に2馬身以上突き放された。
これを気持ちの問題と捉えるなら、サトノダイヤモンドには、そもそも、肉体的な、フィジカル的な意味での強さはイマイチってことになる。
そうなると今日の馬場状態によっては、かなり怪しい存在になるかな。
前がバテててこそ、一級品のスタミナと根性が活きる馬。
もちろんその前提に一級品の脚がある。肉体的な意味での!
でも、それが活きるのは、
タフなペース、あるいはタフな馬場での2400〜2500とか、3000とかってレース。
つまり、
有馬記念とか
ダービーとか
菊花賞とか・・
それらを見事なまでに好走してるけど、
2000の皐月は案外だらしなかったし、菊花賞トライアルの緩めの流れなんかは、結構薄氷の勝利だったりしたのは、
肉体的な意味でのディープっぽさが満点なわけではないってことかな、と。
そういう意味では、何年か前の
阪神の時計のかかる良
は、この馬にひょっとしたら向いたかもしれないけど、今の超高速阪神は向かない。
大阪杯がダメだったのは、闘志が戻り切ってないというのも
あるのかもしれないけど、私はそもそも2000メートルの高速馬場は、この馬には最悪だと思う次第!
ただし、注意しないとならないのは、
かといって、
どちゃどちゃ馬場は大歓迎ってわけではない!それはフランスでの
惨劇
が証明している。時計がかかっても、それなりに
綺麗な走りが活きる良
がベストってこと。
時々
「新馬とかで重・不良勝ってるじゃねえか!」という方がいるけど、
強い相手、キツめの流れでこなしてこそ、得意かどうかがわかるわけで、弱い馬と戦った際の状況では、その真贋は見極められません!