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2018/10/08 10:49
ウインテンダネス〜内田の作戦
府中ステークス
内田テン乗り
スタート出足はまずまずも、2の脚はあまり良くなく前に行けず。
この時内田は、スタート直後、高速馬場分かってるから促すけど、行けないと見ると諦めて、インの中団におさまることに腹を決めて、その後は中団を
ナリで追走
急かすこともなく、前が空いてる限りはウマの行く気に任せて徐々に前へ
最終コーナーは、内にズラっとバテそうにない密集があって、空きそうもなく、4#5頭分外目へ
ここからがおもろい。
ぜんぜん突き抜けるような雰囲気ないんだけど、下がりもしない。
で、あ、これは5馬身位の差がついたまんま、8着前後でなだれこみかな?という感じなんだけど、
最後の200メートルあたりから
ジリジリジリジリ差がつまり、でも一気に詰まるわけでも、交わす気配も感じないんだけど、
最後は勝ち馬と
0.2の1馬身程度
3着馬とは
ハナ、ハナ、0.5馬身差の6着
ラストのレースラップは、
11.3#11.2#11.5
ちょい失速したところで、バテずに伸びてきてんだよね
これで内田決心するんだよね。ただし、彼の頭の中にはいくつかの材料があるはずで、
ひとつはこの馬の追い切りタイム
今回初めて遡ってみたところ
栗東Cウッドで
2才のときからの
78秒台とか
とんでもない時計出してるんだよね。これをね内田は見聞きしていて、脚力スタミナはあるけど、本番で活かせてないってのを認識したんだろうね。
厳しい調教を課すことで有名なキタサンブラック陣営、清水厩舎がキタサンブラックのG1仕上げのときに、
まれに
78秒台を出していたけど、それ以外聞いた事ないよ。
サトノダイヤモンドもそれなりに池江さんは攻めてくるけど、
81秒だよ
ウインテンダネスは、2歳で
78秒、
動きイマイチ?みたいな評価のときでさえ、79秒で動かしてるから余程スタミナと地脚があるんだろうね
そして母系血統
祖母のブライトサンディーは、エリザベス女王杯2400の時の2着馬でしょ?
だから内田は府中ステークスのラストのジリジリバテずに伸びる感覚から、
無理にでも行かせる!
と、腹を決めたんだよ。
それが、つぎの緑風ステークスでの大逃げ、そして
2.22.9
の快時計
まあ、東京のクソ高速馬場で割引は必要だけど、これ、今年の
ワグネリアンよりも、
0.7も速いからね(笑)
補正しても通常年のダービー楽勝時計だよ。
これ、内田はレース後に
「作戦通り!」
という記事を読んだ。これにはこれだけ奥があるはず。
高速馬場だから前に行く
そんな単純なもんじゃない。あんな速いラップで前に行って耐えられる馬なんていないよ。それを府中ステークス、追い切り、血統から読んだ上での作戦。
そして、速いペースでも馬に負担をかけない技術と、ラストもう1回ガマンさせる、ぶれない安定した騎座を決めることができる技
それらが揃って初めて出来ること。
それをわずか1回の騎乗から、当時の府中の高速馬場と絡めてレース運びを練り出してくる熱心さ、探求力、責任感。
その大逃げでウマのスタミナと、ラストの根性を確認できたからこそ、スタートから押して先行直後を取りに行き、終始促しつづけて、直線も待ったり控えたりするロスなく、最後の最後に開くかもしれない隙間を狙えたのだろう。
本来、継続騎乗していた菱田あたりは何か提案できていなければならないのに、過去騎乗を見ると、
概ねスタート後、2桁番手追走
だからね、今回乗り変わっても、私は菱田には
馬を出して行ってもつんだろうか?
という不安は拭えない思うわけ。
俺は内田さんほどの腕はない
54キロが57キロになる
東京の高速馬場じゃない
相手はG1狙いの強豪だ
こういう迷いはあるはずで、その中で内田と同じ結果を望むのは酷だろう。仮に積極的に行ったとしても、内田のように持たせる腕はないだろうし
相手が強くなり
そして、スタミナ比べよりは
切れ味勝負になるし
何もいい材料は見いだせない!
ここで、いいところなくても東京で内田に変わると、またそこで、美味しい馬券が待っていることだろう。