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2018/10/24 01:04
フィエールマンの値段に納得
フィエールマンが1億円ということとか、その根拠だとか、
それを調べまくる媒体は今、日本にはあまりいない。
あるいは、公表すると、儲けられないから、敢えて伏せる!
のかもしれない。
私がフィエールマンについて、レース前から、今後負けないかもしれない、と呟いたのは、皆さん見ていただいたと思うし、その根拠は、
ラジオニッケイのレースビデオのフィエールマンの走る姿、資格から感じたものであることは申しあげたとおり。
もちろん、そこには、ラップという数値分析もあった。
ただし、ことはそんな単純ではなくもう少し奥がある。
それは、馬の値段
1億円
これはね、凄い値段だよ。よくアドマイヤ近藤さんやサトノ里見さんが2億、3億に競り上げるのが騒がれるから、
1億円程度で・・
というかもしれないが、もうね
5000万超えたら凄いし、そもそも競りでは、金持ちだけど、素人が競り上げるというパフォーマンスもあるので、価値以上の価格が往々にしてつくものである。
今素人で、しっかり馬の将来を言い当てられるのは金子真さんくらいでしょ。
そんな中でフィエールマンは、競りではなくて、オーナーブリーダー系が価格を設定したもので、
基本的には、かなり忠実に、将来の活躍度合いをプロ中のプロが見積もった値段。しかも天下の社台がね!
そういう背景を踏まえれば、やはり、いろんなものが見えてくるし、調べたくもなる。
この馬の母系
母のリュヌドールはフランスのG1馬
この情報は今回の一連のレース前情報として、ごく1部のマスコミは、ささやかながら触れたかもしれない。私は見てないけど。ただし、リディアテシオ賞は、
牝馬限定のレースで、賞金は
165000ユーロ
日本円でいうと2000万円
オープン特別みたいなもん
ここからでは、フィエールマンの血統的価値にわくわくは、しないし、1億円の根拠も不明確
しかし!
叔母の
リュータンシャンテ
について、その戦績を遡れば1億円に納得するし、とんでもない馬かもしれない?ということをラジオニッケイのパフォーマンスと結びつけて、想像することは可能になる。
リュータンシャンテは、1980年代前半のフランスにおけるチャンピオンマイラー牝馬だ。
フランスというよりも、ヨーロッパのマイルG1最高格のレース
ジャック・ル・マロワ賞
ムーンランドロンシャン賞
両方を勝っているのだ。我が国の無敵のチャンピオンマイラー、タイキシャトルが勝って大騒ぎしたレースがジャック・ル・マロワ賞だ。
そしてそして、この
リュータンシャンテの凄いところは、
凱旋門賞でも3着したこと
それも8頭とか10頭とか、そんな年ではなくて、
26頭もが出走した年に、1着馬オールアロングに約1馬身の僅差!
オールアロングは、その後、G1を3連勝するくらい、当日強くて絶好調だった。リュータンシャンテと2着馬は頭差程度だ。
桜花賞とオークスを両方通用したなんてレベルじゃない。
本場ヨーロッパの
牝馬限定でなく牡馬混じり
3才限定でなく古馬との
一国じゃなくヨーロッパ最高峰の
チャンピオンレースであって、そして、2400の凱旋門賞は、馬場の重いロンシャン、日本のダービー馬が近年ことごとく凡走する重さで、3000メートルを優に超える距離のスタミナが必要とされるとも言われてる。
そんなスタミナをもちつつ、スピードもヨーロッパナンバーワンだった馬が、母方の近い親戚にいて・・
そした、父親がディープインパクト
そりゃあブラストワンピースと比べたら天地の差だよ。
俺にはそう確信がもてた。というより血だけなら、そうは確信できないけど、
リュータンシャンテの現役の空恐ろしい走りのフォームを見てから、フィエールマンのラジオニッケイの走りを見たら、こりゃヤバイのが隠れてたわ!
と、思うよ・・
結局、人は、自分の見たもの、聞いたもの以外は判断してない。今回の菊のフィエールマンは、驚きの激走とか、ノーマークとか、フロックとか、スローペースとか、
そんなんじゃないよ(笑)
馬の値段見れば、勝つべくして勝ったわけだし、その背景を事前に知ろうとしなかった、ただそれだけのことだと思う。