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2018/11/09 19:08
血統との付き合い方〜エリザベス女王杯
まず、ダイワメジャーについてね。
横山のミスパンテールが、まあ穴人気とまでの人気になるかどうか別にして、それなりに3着候補としては買われるよね。先週、横山がJBCレディースを制したことも追い風になると思うし。
実際、ある新聞のコラムでも取り上げられてる。
でもさ、ダイワメジャーって、どうなの?っていうのを捉えられてるかどうか?つまり血統的なアプローチだよね。これによって、そういう記事の捉え方って、全然違う。
結果は、わからないよ?(笑)
申し訳ないけど!
俺は100パーセントない!
と、思っているから、この記事はなんとも思わない。というか、「よし!これでミスパンテールに票が流れる分、勝ち金は増える!」という喜び方をしてる。
じゃ、ダイワメジャーをどう捉えるか?なんだけど、
ひとつは視覚的な記憶
ひとつは統計数字
そして、これらを合成した推論だよね
まずダイワメジャー自身の現役時代の戦績やら走りっぷり
筋肉隆々で、前向きで、柔らかくはなくて、力強いマイル前後向きの走り。
絶対能力の違いで皐月を勝ったけど、その後のダービーや、活躍した距離を見れば明らかにマイラー
その母系を見ても、軒並み前向きで筋肉マッチョ系のスピード馬が多く、有馬を制した名牝ダイワスカーレットだって、アンカツの卓越した技術と策略で中距離をこなしただけで、見るからに硬めのマイラー。
そして、種牡馬入りした後の産駒は、総じてダイワメジャーっぽい、ガチッとしてて、しなやかではなくて(笑)、悪い意味でなく、短めの距離向きの体型。
で、走りもそうだよね。見ていて。
そういうことも踏まえて種牡馬成績見るとさ、
もう初年度産駒デビューから
8世代がデビューして
既に700〜800頭だよね
で、これはこれまで、くどいくらい何回も書いてきたことで申し訳ないんだけど、
重賞勝ったのは
15頭
勝った数は
30重賞ね
G1勝ちは五つで、
2歳牝限定マイルひとつ
3歳牝限定マイルひとつ
3歳限定マイルふたつ
あとは不良馬場の古馬1200
距離別内訳は
1200m
6勝
1400m
7勝
1600m
15勝
1800m
2勝
このうち、
2歳限定重賞が、
5勝
3歳限定重賞が
8勝
で、合計13勝で、全体30勝の40パーセント強を占めてるけど、
そのうち13勝のうちマイルが、10勝と、全年齢マイル15勝の70パーセント近くを占めてる。
これってどういうことかというと、年齢を重ねると、距離守備範囲が、
血統全体より更に短くなるってこと。
因みに1800メートルの2勝は、共にカレンブラックヒルで、ひとつはローカルG3勝ち。
ダイワメジャー産駒は、古馬になるとマイルでも、ちょい長い位になるってこと。
因みに
ダイワメジャーより1年だけ早く種牡馬デビューしたディープインパクトはというと、
重賞勝ち馬数は、海外馬含めると
100頭軽く越えてと、約7倍
重賞勝ちは200強と、約7倍
凄いのは内訳
G1は、
海外含めたら50勝超えるから
数だけで、10倍
2000以上の芝が約5割を占めて
この国の保守本流の東京2400メートルG1の、ダービー、オークス、ジャパンカップだけで、
10勝だから(笑)
ダイワメジャー産駒の芝良馬場の
G1勝ちは
全て3歳限定、2歳限定、そのうち2つは牝馬限定の
四つでしかないのに、
ディープインパクト産駒は、ほぼ変わらない年数で、
国内ナンバーワン決定戦の数だけで
倍以上の数を勝ち、G1の数は、全体で、更にその
5倍
だから!
これで、ダイワメジャー産駒が、この芝の2200メートルで走るかもしれないという感覚は完全に消えるでしょ?
もちろん、血統といっても、
オグリキャップみたいなこともあるので、奇跡はある。ただ、事前に何かを言い当てる際に出費が伴うのであれば、ミスパンテールは買えないだろう。私のアプローチ方法だと。
ミスパンテールが、オープン戦やら、ローカルG3あたりででも、2000メートルやら2200メートルで何らかの実績を出してさえいれば、
この馬は例外!
ということは辛うじて考えられても、今の実績で、それをやるのは私には無理
血統アプローチってのは、まずこういうときに役にたつと思ってる。
これだけ顕著な距離適性の差が出ていることは、私なんかより社台関係者や、実際に種付け料を払う当事者の方が、もっと把握しているはずで、もう数年前からダイワメジャーには、長めの距離が特異な牝馬よりは、短めのところ向きのを付けよう!ってなるから、その傾向は、ますます顕著になると思うしね。
第二弾は、ステイゴールドね。